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安陪 梨沙

安陪 梨沙
所属学部
総合心理学部
職位
特任助教
専門
認知心理学
おすすめの書籍
ヒトはなぜ絵を描くのか:芸術認知科学への招待齋藤亜矢(著)

現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

認知心理学の一分野である創造性の研究をしています。主に人がどうやって良いアイデアを思いつくのか、アイデア生成を促進するにはどのような条件やはたらきかけが有効なのかについて関心があります。
アイデア生成の過程には、もとある知識や経験から思考を広げていく拡散的思考と、複数の要素を実用可能な形にまとめる収束的思考があると考えられています。収束的思考と比較して、拡散的思考は意識的に行わなければ既存の発想や慣れた考え方に固着してしまうことがあります。拡散的思考を行い、固着から抜け出すためにはどのような材料や環境を設定するのが有効なのかを明らかにしたいと思い、実験研究を行っています。

どんな学生時代を送っていましたか。

大学生の時は特技を作りたくて、サークルに入ってマジックとジャグリングをやっていました。だいぶ打ち込みましたが、今はもうほとんどできませんが、手先は器用になりました。
学部では、心理学を幅広く学習したいと思い、さまざまなジャンルの心理学の授業を取りました。大学院生になってからは、実験をメインで進めながら公認心理師の資格を取るために勉強していました。その甲斐もあり、認知心理学分野にいながら他の領域にも少し顔を出すことができるようになりました。

現在の専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

元々は依存症と行動分析に関心があり、心理職に就くことを目指して大学に進学しました。大学で授業を受ける中で、人の思考過程を実験的に捉える認知心理学の研究手法に興味を持つようになりました。特に、概念理解や文章の解釈多様性に見られるような、人が言葉から新たに意味を作り出す部分に面白さを感じるようになりました。
大学院進学後、研究テーマの設定に悩んでいたところ、指導教員から「それは創造性でいいんじゃないの」と言われたことをきっかけに、創造性研究に取り組むようになりました。

高校生へメッセージをお願いします。

思考の拡散は創造性の促進に有効だと言われています。大学ではとにかくさまざまな考え方の人に触れて、自分なりの思考や行動を深めていくことが大切じゃないかと思います。
より良くなると信じて取り入れた考え方が思いがけず悪い結果を招くこともあれば、うまくいかないだろうと思っていた考え方が良い結果につながることもあります。どちらであっても、その思考は次へ進む糧になるかもしれません。
お互いに良い人生を過ごせることを願っています。

経歴・業績について

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