CHEN Xiaoxue
私は感情心理学を専門にしていて、日々変わる感情が私たちの考え方や行動にどう関わるのかを研究しています。
感情と考え方・行動の関係に影響を与えるものには、性格のように人それぞれ違うものもあれば、その場の状況や環境に関わるものもあります。誰でも感情と向き合う力を伸ばせるように、そうした状況や環境の影響をはっきりさせたいと思っています。
今は、個人の考え方がどう絡み合って、ストレス解消や感情の変化にどう影響するのかを調べています。
大学では経済学を専攻していましたが、あまり興味はありませんでした。語学が好きだったので、平日は日本語を学び、週末は英語のダブルディグリーの授業を受けていました。
また、映画鑑賞サークルに参加し、映画の感想文を書いたり、チームで自主映画を制作したりもしました。さらに、心理健康センターで助手をしていて、専門知識は全くありませんでしたが、大学の寮生活に馴染みにくい1年生が自由に話せる心理サロンを取り組んでいた記憶があります。
大学のある四川はグルメが有名で、好きな晩ご飯を楽しんだ後に、夏の風を感じながら運動場を散歩する、のんびりした学生生活を送っていました。
感情は、海の波のように変わり続け、予測できず、魅力的だけど危険だと思います。心理学の統計法を学んでみると、「感情は数字だけでは読み取れない」という不信感と、「数字で感情をどこまで理解できるのだろう」という好奇心が生まれました。そこで、感情についての研究を始めました。
興味があることは、とにかくやってみてください。
その中で、「思ったほど面白くない」「やっぱり自分には向いていない」と感じることもあるかもしれません。でも、そう感じたときにすぐに目を逸らさず、しっかり味わってみてください。
また、みんなが「楽しい」「かっこいい」と思うことをしている時に、自分は違う気持ちを感じたら、その気持ちを無視せず、ちゃんと向き合ってください。
そこには、自分にとって大事なことを教えてくれるメッセージが隠れています。