IWAKABE Shigeru
カウンセリング・心理療法の効果とプロセスの研究です。特に、忘れたくてもなかなか忘れられない、何年も経っても思い出すと嫌な気持ちが起こってくるような人の傷つき体験がどのようにして変化していくのかというプロセスを明らかにすることに関心があります。過去の傷つき体験の記憶はどのようにして変わっていくのか、「絶対に許せない」「立ち直れない」と絶望していた状態からどのようにして「希望」がうまれ、それが「良い経験」になっていくのかということを様々な方法を使って分析しています。
仲の良い友だちと話し込んだり、本を読んだり、アルバイトをしてお金を貯めて長い間貧乏旅行したり、今から思うととても自由な時間を楽しみました。趣味は主に三日坊主が得意で、勉強は二の次(三)になっていました。勉強といえるか分かりませんが、小説が大好きで小さな文庫本のなかに1つの世界があることがなんて素晴らしいんだろうと思っていました。大学から駅までずらりと並んだ古本屋に寄り道するのが楽しみでした。
カナダ・モントリオールに留学した直後は必死になって勉強しました。それでも追いつけない感じがありました。いろいろな方に支えられ、多くを学び、とても有意義な時間となりました。かけがえのない仲間が出来ました。
もともと政治経済学部を卒業しました。在学中に哲学や脳、精神分析などの本を読み、心の世界にとても惹かれました。また、家庭教師などのアルバイトを通して子どもたちにふれるうちに、人と接することの楽しさや難しさにとても関心をもちました。日本から出て、異なる文化にふれたのも大きなきっかけです。様々な価値観、生き方、考え方があるなかで人の営みをより知りたい、役に立ちたいという気持ちが強まりました。
アメリカの詩人、公民権運動家のMaya Angelouの言葉です。
If you are always trying to be normal, you will never know how amazing you can be. (いつも普通を目指していたら、自分がどんなに素晴らしくなれるのか知らないままになってしまうでしょう。)
人からみた自分にとらわれず、本当に最高の自分へと向かっていきましょう。