SHUDO Yusuke

首藤 祐介

首藤 祐介
所属学部
総合心理学部
職位
准教授
専門
臨床心理学、認知行動療法、臨床行動分析
主な担当科目
認知行動療法論、応用行動分析学
おすすめの書籍
メリットの法則 行動分析学・実践編奥田健次(著)

現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

研究テーマは「人が心理的にも身体的にも健康的に生きていくためにはどうすれば良いのか?」です。元々は病院で心理士をしていた経験から「どうしてうつ病になるのか? どう支援するにはどうすれば良いのか?」に興味があり、行動活性化療法という心理療法の研究をしていました。しかし、その過程で単にうつ病ではないだけではなく、より健康であることの必要性に気が付き、現在はウェルビーイングを高める支援法や、やる気が出る(動機づけを高める)会話の方法について興味を持ち研究しています。

どんな学生時代を送っていましたか。

高校時代は弓道部に所属し部活ばかりしていた記憶があります。その反動で、大学ではちゃんと学問をしようと心理学の勉強サークルに入ったり、授業の課題をこなしたり、卒業論文に取り組んだり、発達障がい児への心理学的支援をする大学院生のお手伝いをしたりと、割と真面目な学生をしていました。その一方で、友人と旅行に行ったり、一人で自転車の旅に出たりと勉強以外のことも楽しんでいました。とにかく「よく学びよく遊んだ」大学生活でした。

現在の専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

元々なんとなく興味があった心理学を学びたくて、心理学部のある大学に入りました。そこで出会った先生がとにかく強烈な人で、援助者としてクライエントに正面から向き合うことの大切さと、専門家として理論を学び技術を磨くことの大切さを、その先生なりの言葉や姿勢で力強く伝えてくださいました。その先生に感化された結果、臨床心理学や認知行動療法を学ぶようになり、現在に至ります。その後も良い先生、良い友人の助けがあり、この分野の研究と実践を継続することができています。

高校生へメッセージをお願いします。

何かを深く楽しむコツは、まずは行動してみることです。
スポーツでも勉強でも趣味でも、何か1つ打ち込めるものを見つけてください。そして、それを続けてみましょう。
最初はそれほど面白いと感じなくても、続けるうちに興味が出てきてもっとやりたいと感じるようになるはずです。
行動すれば興味が出ます。興味が出てくればその行動は続きます。
行動すれば周囲の人が変わります。周囲の人が変われば自分も変わります。

経歴・業績について