TAKAHASHI Kiyoshi
「リーダーシップクイズ」
現代のわが国で、もっとも必要とされているもののひとつに、リーダーシップが上げられます。リーダーシップとは、組織やグループの目標を立て、その目標の達成に向けて、周りに影響力を発揮していくことを意味しています。しかし、リーダーシップは、いうほど簡単に身につくものではありません。子どものころから、キャプテンや人を引っ張っていく役を引き受け、たくさんの寄り道をし、自分からことを起こす経験の積み上げを通して、一歩一歩獲得していくものです。
だから、組織の長に選ばれたとしても、すぐにリーダーシップを発揮できるわけではないのです。この現状を少しでも改善していくために、リーダーシップについての知識を問うクイズを作り出しました。リーダーシップについてよく知っていれば、自ずとリーダーシップがとれるケースが増えるでしょう。自分のリーダーシップをよく知ること。そのためのクイズを開発しています。
中学・高校とサッカーに親しんでいましたので、スポーツにシンパシーがありました。FIFAワールドカップは、1974年西ドイツ大会(皆さんが生まれるかなり前‼)から見ていますし、欧州の強豪オランダサッカー協会(KNVB)を訪問したこともあります。
しかし、大学時代からは、ゼミが忙しくなり、熱心に勉強したほうです。大学院のときに、アメリカのミネソタ大学に留学したのが転機。アメリカ中西部の寒い地で、1日16時間くらい机に向かったこともあります。この留学で、一生分勉強したことが、今につながっています。せっかく大学に入るのだから、4年間、勉強にも燃えてみよう‼
学生のときに、仕事にかかわる心理を学びたいとは思わないかもしれません。じつは、私もそうでした。
心理学を学ぶとすれば、臨床心理や認知心理や発達心理などを、まず思い浮かべるものです。しかし、大学を卒業するころになると、周りの友だちが組織で働き始めるようになると、突然、仕事は興味の対象になってきます。
経営との接点を見出し、どうすればやる気を引き出せるのか、どうすれば人を引っ張っていけるのか、そんなことが大切に感じられるものです。
働くということは、成人にとってはかけがえのない自己実現の機会です。仕事にかかわる人間の行動を学んでいくことは、皆さんの将来にとってのよき投資となるでしょう。
「千人心を同じうすれば、すなわち千人の力を得。
万人心を異にすれば、すなわち一人の用無し」(淮南子)
一人ひとりがバラバラではまったく力にならず、
反対に、皆が心をひとつに合わせれば大きな力となります。
勉強でもゼミでも、サークル活動でも、バイトでも、
組織やグループとして助け合うことが、大きな力を生み出す秘訣です。