京滋地区から考える「ヒロシマ・ナガサキ」 ―模擬原爆パンプキンの被害と滋賀の戦争―

日時
1月20日 13:00~16:30
場所
対面
プロジェクト名
グローバル化と地域の多様性(diversity)

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1月20日の関西 NEWS WEBにて「滋賀 全国に投下「模擬原爆」大津での被害など伝える講演会」として放送されました。以下、URLよりご覧ください。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240120/2000081347.html



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参加無料・事前登録不要


    日時    

2024年1月20日(土) 13:00~16:30 

 

     会場     

立命館大学びわこ・くさつキャンパス ローム記念館5階大会議室


  プログラム  

13:00-13:10  挨拶・登壇者紹介


13:10-13:30  問題提起


  「被爆地以外に残る「被爆」の痕跡―滋賀県内の被爆者運動・原爆手記の再検証―」

    鈴木 裕貴 (衣笠総合研究機構 生存学研究所・研究員)


13:30-14:30  議論―近現代史・展示学の視点から―


  「『湖国に模擬原爆が落ちた日』執筆と調査の過程を振り返る」

    水谷 孝信 (滋賀県立高校非常勤講師)


  「模擬原爆パンプキンの模型製作と歴博で収集した戦争資料について」

    樋爪 修 (大津市歴史博物館元館長)


  「滋賀県平和祈念館の聞き取り調査の取組と現状」

    日高 昭子 (滋賀県平和祈念館・学芸員)


14:30-14:50  休憩


14:50-15:30  コメント ―アーカイブズ・報道の視点から―


  「歴史公文書と戦争資料―滋賀県立公文書館の所蔵資料を事例として―」

    大月 英雄 (滋賀県立公文書館・主任技師)


  「報道・取材過程で出会った「戦争」」

    藤田 文亮(毎日新聞・大津支局長)


15:30-16:00  リプライ・全体討議


16:00-16:30  質疑応答・閉会※延長の場合も17:00終了



  概要 

広島・長崎への原爆投下を前に、米軍は同じ重量の「模擬原爆」を全国49カ所へ投下した。いわば広島・長崎の「練習」の犠牲となった数は1600人以上と推計されている。1945年7月24日、滋賀県大津市の東レ石山工場へ投下されたのもこの模擬原爆であり、当時10人以上が犠牲となった。京都市梅小路が原爆投下の有力な候補地であったことも考えれば、広島・長崎のみならず京滋地区もまた、「原爆」と密接な関係を有する地域であったと言える。

本企画は滋賀県に投下された模擬原爆を中心に取り上げ、その被害実態や今日の継承実践、同関連資料の現状等について、各専門家の視点から広く討議を試みていく。


  主催  

【主催】立命館大学人文科学研究所 重点プロジェクト「グローバル化と地域の多様性(diversity)」

【共催】文部科学省科研費「「疑似的な被爆体験」の形成史」(課題番号:23K18852)


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【問い合わせ先】鈴木 裕貴(ssk-42@st.ritsumei.ac.jp)