研究プロジェクト

アメーバ経営と経営フィロソフィの実践における
日中比較研究

プロジェクトリーダー:竇 少杰

竇 少杰

メンバーリスト

リーダー
竇 少杰立命館大学経営学部助教
メンバー
齋藤 毅長崎県立大学経営学部准教授

研究プロジェクトの概要(目的・目標(成果))

アメーバ経営と稲盛経営フィロソフィは日本社会、そして京セラ、あるいは日本航空といった企業社内の「土壌」で誕生し、実践されてきた。企業社内の「土壌」は企業によってそれぞれの特徴があり、その企業の文化に基づいて形成されるが、社会の風土や慣行、文化に深く繋がっており、普遍性も存在する。また、企業の「土壌」はその中に存在している様々なルールによって形成され、様々な内容が含まれているが、我々が特に注目したいのは雇用・労働に関するルールである。京セラ、日本航空などの日本企業でうまく実施されているアメーバ経営と経営フィロソフィが、何故、中国企業でうまく実施できないのか。その理由は、雇用管理・仕事管理に関するルール、つまり雇用管理・仕事管理に関する「土壌」が異なっていることにあるのではないかと筆者は考える。本研究ではケーススタディの研究方法を使い、日本国内に位置する京セラグループ、中国に位置する京セラグループの製造子会社、そして中国ローカル企業のアメーバ経営と経営フィロソフィの導入実態、およびそれぞれにおいて実施されている人事労務管理のあり方を現地調査で考察することを通じて、アメーバ経営と経営フィロソフィの実践における日中企業の実態と特徴を明らかにしたい。


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Japanese / English