パイロット学生インタビュー

それぞれに違ったバックグラウンドを持つパイロット学生たちが、一緒に学び、共に生活することで身につけた、驚き、発見、成長を聞きました。

キム ソンミンさん(東西大学校)

キャンパスアジアに参加して変わったことは、中国に対する印象です。僕は中国に対してあまり良いイメージを持っていませんでした。しかし、実際に訪れてみると、町も人も韓国とほとんど変わりがないことに気付きました。他国の学生と一緒に学ぶことで、主観だけでなく「日本人だったら、中国人だったら、どうするか」という考えを持てるようになったことが、自分自身の大きな成長だと感じています。 京都は日本の文化が強く根付いている素敵な町だと感じました。僕が生まれた釜山は坂道が多く自転車で移動することが難しいので、京都を自転車で散策することも楽しみの一つですね!(笑)。

黄 文文さん(広東外語外貿大学)

私は中学生の頃、日本に興味を持ちました。 このプログラムで、日本に行けるということ、日本語や韓国語も勉強できる点に魅力を感じ、参加を決意しました。 共に暮らす中で母国と違う文化に対して反対するのではなく、理解しようと思うことができました。違う文化の存在を認めることができたのです。 

山本 すみれさん(立命館大学文学部2回生)

私たちは同じシェアハウスで暮らしていますが、日常生活のいろいろな場面で文化の違いを感じます。普段、畳にちゃぶ台を置いてご飯を食べているのですが、韓国の学生が立て膝をついてご飯を食べているのを見て最初はとても驚きました。行儀が悪いように感じましたが、実はこれは韓国の伝統衣装であるチマチョゴリを美しく見せるための習慣だと知りました。他にもさまざまな経験を通じて、3ヶ国それぞれの文化にルーツがあるということを改めて感じることができ、それを互いに理解していくことの大切さも学びました。この経験をもとに、これからは日中韓のそれぞれの文化を発信していく立場になりたいです。

ジョン ダヨンさん(東西大学校)

私がキャンパスアジアに参加したきっかけは、中学生のころから日本語を習っていたからです。今の大学に進学したのも、キャンパスアジアプログラムを実施していたからです。 学習面では日本の歴史を勉強する際、漢字で書かれた多くの単語が出てくるので、それらを覚えるのに苦労しましたね。日本の生活で、母国との文化の差を感じるのは食事のときです。日本ではお皿、お椀を持って食べることや、スプーンをあまり使わず、基本は箸を使って食べる習慣が母国と違っていて戸惑いました。 日本の滞在も残りわずかです。それまでに京都を自転車で旅したいですね。