松本智也さん(文学部3回生)
立命館大学能楽部部長
能楽部では毎年春に薪能を開催しています。衣笠キャンパス以学館前に特設舞台を設け、地域の方や在学生に能を鑑賞していただこうというものです。
立命館大学能楽部は、全国の大学でも珍しく、自前の能舞台を持っています。その舞台を組み立てる所から、薪能は始まります。実は、薪能の舞台のうしろにある松の絵は毎年、部員たちで描いているんですよ。
今年は、舞囃子「吉野天人」と能楽「雷電」を演じました。「雷電」は見た目が大掛かりで目立つ演目でしたので、皆さんにもお楽しみ頂けたかと思います。また、今年は現役の部員が少ないため、OBの先輩方にも協力をお願いしました。たくさんの人に支えられて活動しているんだということを実感しました。
私たち部員は「地域の方々に何かを還元したい」と考えています。薪能もその中のひとつ。地域の方々、あまり能を見たことがない学生の皆さんにも日本の伝統芸能である能に触れてもらいたいと思っています。能は演劇の要素や音楽の要素などいろいろな切り口から見ることができる魅力あるものだと思います。多くの人にその魅力を伝えていきたいです。
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