私は、戦争で片腕を失った祖父が平和活動に取り組んでいたのを幼い頃から身近に見ていました。そのせいか、自然と「平和」に関心を持つようになり、高校時代から平和活動を行ってきました。今年の4月からは、立命館大学全学自治会平和委員会という組織の委員長として活動をしています。

そして、「核廃絶のために何かをしたい」という思いから、5年に一度開かれる核拡散防止条約（NPT）再検討会議に立命館大学の学生として参加しました。会議が行われたのは、ニューヨークの国際連合本部。会議では、イランの大統領の演説中に米英の国連大使が抗議の意味から退席するなど、国際政治の困難さや、ダイナミズムを肌で感じることが出来ました。また、世界中の平和活動家と交流を持つこともできました。この会議の中で、私は地元である静岡や今、学んでいる立命館大学、さらには全国の仲間達が集めた核廃絶への署名を世界中から集まった多くの参加者と共に核拡散防止条約（NPT）再検討会議の議長へ届けました。多くの人々の声を直接、届けられたと思います。

「平和」は私たちにとって、とても身近な問題です。皆さんも日々の生活の中で「平和」について少し考えてみませんか。

写真左が菊池さん