100mの魅力は、すぐに結果がわかること。
戦略を考えずに、いつも最初から最後まで思いっきり走り切ります。

僕はずっと100mをメインに走ってきて、種目変更を考えたことはありません。
ただ、実は優勝した大会の少し前まで、走る事に少し自信をなくしていました。
今年の目標の一つであった「日本陸上競技選手権大会」で、準決勝敗退をしてしまったからです。勝ちたいという気持ちの強さと自分の走りさえしたら表彰台にのる自信はあったのですが、完敗しました。
個人選手権へ出場すると決めてから、コーチと話をし、少し立ち直りましたが、やはり迷いもありました。でも最終的には会場で、自分自身の気持ちを切り替え、試合に出場しました。その分、初優勝した時は、とてもうれしかったのと、自分にまた自信が戻りましたね。何が起こるかわからない世界なのですが、やるからには常に勝ちたいと思っています。

9月から、また秋のシーズンが始まります。
「日本学生陸上競技対校選手権大会」では表彰台にのることを目標としています。来年には2年に1度行われる「ユニバーシアード」という世界大会もあります。その出場選手に選んでもらうのも目標にしています。
僕は小さい頃から、とにかく「かけっこ」で誰よりも早く走りたかった。
その気持ちは今も変わりません。目標をかなえるために、どんな大会でも一番を目指したいと思います。