部員全員で掴んだ、創部初の準優勝!
生田 翔平さん(経営学部4回生)ソフトテニス部男子主将
ソフトテニス部の魅力はなんといっても「チームワークの良さ」。全日本大学対抗ソフトテニス選手権大会(インカレ)での準優勝は、部員全員で勝ち取った勝利です!
8月7日・8日に、滋賀県長浜ドームで行われたインカレはダブルス3組の勝ち抜き戦。先に3勝した大学が勝者となります。僕とメンバーの斎藤宣成くん(経済学部2回生)のペアは、一番手で試合に出場しました。まず場の雰囲気を作り、その後の展開をスムーズにすることを目標にしていました。
大会の中で、印象深かった試合は、昨年3位の愛知学院大学との一戦です。ここにはナショナルチームのメンバーもいるので、とても強いんです。しかし、今まで勝ち続けてきた勢いと、「まだ僕たちのあとには2組いる」という余裕もあり、僕たちのペアで、なんと相手の大将ペアに勝つことが出来ました。試合の最後で、相手チームの打ったボールがアウトになった瞬間、立命館側の応援席を振り向くと、みんなが一斉に駆け寄ってきてくれるのが目に飛び込んできました。今までこんなことはなく、僕はどう喜びを表現していいのかわからず、思わずラケットを空に投げ、次の瞬間にはみんなと喜びを分かち合っていました。
あとは準決勝の日本体育大学戦ですね。こちらのチームは一次戦で自分も含め2組が負けてしまったんですけど、大将ペアの早川・向井ペアが相手の3ペア、全てを倒してくれたんです。勝ちが決まった瞬間は鳥肌が立ちましたね。「こいつら、ほんまにやってくれた!!」って思いました。でも、決勝で戦った早稲田大学は、4連覇を目指すだけあってとても強かったですね。負けた瞬間は悔しさもありましたが、決勝の舞台にまでこれた清々しさを強く感じていました。試合後、「みんなよく頑張ったよ」とメンバーに声をかけたんですが、やっぱり決勝まで来たら優勝したかったと、悔しくて泣いてる部員もいましたね。
今回の準優勝という結果は、試合に出ていたものが頑張ったということだけでなく、応援のみんなもすごく頑張ってくれたからだと思います。コートに立っている人間だけではなくて、みんなで戦った結果が決勝の舞台に立てた要因であると思います。
僕が1回生の頃から、ずっと「優勝しよう!」とみんなで言い続けてきました。今までは、決勝戦に行くという感覚がわからず、そのために何をしていいのかもわかりませんでしたが、今回の結果で、「優勝」に手が届く実力があることを、チーム全員で感じとれました。もう主将は引退しましたが、後輩たちには来年もがんばってほしいですね。プレッシャーになるのであまり面と向かっては言えませんけど(笑)
僕は小学3年生からソフトテニスを始めましたが、ずっとソフトテニスに熱くなっていたわけではありません。でも社会人になり、頻繁にテニスが出来なくなると思うと少し寂しいですね。後輩や周りの人がテニスをしているのを見たら、嫉妬してしまうと思います。そういう意味では、やっぱり僕はテニスが好きなんだなと思いますね。
◆RSWEB8月特集『夏休みに大活躍したクラブ・サークルを一挙紹介』で紹介中!https://www.ritsumei.ac.jp/rs/category/tokushu/100921/index.html/
- 取材・文
- 山本 志歩(経済学部4回生)