Fujino Lab.
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実験設備・実験環境(ハード)

試作チップ評価用ボード「MU-300」

試作したチップの動作検証,任意の入力を与えた時の出力測定など,
実際に試作したチップを実装することで,様々な検証を行うことが出来る.
出力をデジタルデータで出力することも,オシロスコープを直接つないで,アナログの測定を行うことも可能.

恒温槽

半導体を使って設計されるLSIは,様々な環境下(温度,湿度,電源電圧,周辺環境など)で,
様々な特性変化を見せる.
この恒温槽では,そのうちの温度の変化を機械的に作り出す装置で,
−20℃〜80℃超までの様々な環境でのLSIの特性評価に用いる.

オシロスコープ

藤野研ではいろいろな種類のたくさんのオシロスコープがあります.
写真のオシロスコープもその中のひとつで,
それぞれ測定する対象に合わせて必要なオシロスコープを選択します.
藤野研では主に,試作チップの特性評価や消費電力・電磁波の測定に使用します.

サイドチャネル攻撃用標準評価基板「SASEBO-R」

SASEBO-Rは試作したLSIを本ボード上に実装することで,
主にサイドチャネルアタックの評価を行うことをができます.
しかしそれ以外にも,ボード上には試作LSIとFPGAが実装されているため,
FPGAを書き換えることで,試作LSIを組み込んだひとつのシステムとして評価することなど,
いろいろな実験に用いることが出来ます.

また,写真はSASEBO-Rを使って,回路の動作時の消費電力を測っている様子です.

サイドチャネル攻撃用標準評価基板「SASEBO-GII」

こちらのボードも基本的にはサイドチャネルアタックの評価用ボードですが,
このボードにはFPGAが2つ搭載されているために,それぞれのFPGA間での通信や,
試作チップを設計する前段階の検証や実験を行うことが出来ます.

電磁界測定用プローブ

写真はSASEBO-GIIが動作時に発生している電磁波を測定している様子です.
このように,電磁波を測定するには普通のプローブではなくて,
特殊なプローブを使います.

自動ステージのEM環境

こちらは、EMCノイズスキャナーとそれを用いた電磁波解析攻撃の様子です.
電磁波は、測定位置よっても変化するため、このスキャナーで位置を変えながら測定をします.
また、右の写真からオシロスコープで電磁波波形を取得していることが見えます.

他にも...

藤野研では他にも違った種類のFPGAボードや,CPUの搭載された特殊なボード,
実験環境があります.

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