大学時代は生体工学が学べるゼミに所属し、Apple Watchのような生体情報をセンシングする機械の開発を行っていました。先輩方や教授のお話を聞くうちに、次第に研究の面白さに目覚めてスポーツ健康科学研究科(大学院)への進学を決意。大学院でも水着型やアンダーウェア感覚で着られる心電計の開発を続けていました。順当に医療や健康機器の開発といった道に進むことも考えましたが、何か別の分野で挑戦してみたいという気持ちが強く、自らの学びを生かしながら新たなチャレンジができそうな自動車業界に進路を決めました。
就職活動では技術的な面だけでなく、コミュニケーション能力を自分の強みとしてアピールしました。ゼミの先生からも自分の研究内容を誰にでもわかりやすく伝えることの重要性を繰り返し指導されていたため、その経験が社会に出てからも役立っていると感じます。
現在は主にカーセンサーの開発に携わっています。今後は、生体センシングによって自動車内の人の心・健康にアプローチするなど、学部で得た知識を活かして安心安全なクルマ社会の実現に貢献していきたいです。まだまだ入社3年目の新人ですが、これからも会社を引っ張っていく位の気概を持って業務に取り組んでいきます。
※インタビュー及びプロフィールは、取材をした2022年5月時点の内容です。
PROFILE
中谷 望愛
株式会社トランストロン
センシングビジネス部