高校時代、私自身や友人が部活でけがをするたびに、予防や回復の方法などを調べていました。専門職としてその知識と技量を深め、スポーツ現場でアスリートの怪我の評価や応急処置などを行うアスレティックトレーナーを志すようになったことが、この学部を選んだ理由です。アメリカで医療従事者にあたる米国公認アスレティックトレーナー資格の取得を目指すGATという独自の留学プログラムにも惹かれました。
入学後は、スポーツによる外傷や障害について学ぶスポーツ医学をはじめ、実習などに力を入れてきました。こうした授業の面白さは、学びの領域が日常生活や人々の健康そのものにつながっていることです。スポーツと健康を取り巻く広範な知見を修得し、実習を通じて「理論と実践」を体現しています。授業外では被験者として多くの実験に参加しています。先輩や先生方が実施している研究に立ち会うことは、未知領域への好奇心を開く機会にもなります。
2回生では、脳震盪と社会的認知の関連性を明らかにする研究プロジェクトを開始しました。脳震盪の危険性について1人でも多くの人に認知いただくことや、脳障害による死亡率の減少に貢献することを目的としています。
興味に従って行動できる環境であることも、立命館大学の大きな魅力です。卒業後の留学に備え、現在は英語を用いたコミュニケーション力の向上に努めています。英語の授業で積極的に発言したり、TOEFL® の勉強を重ねる一方、英語塾講師のアルバイトでも英語力を鍛えています。また卒業論文のテーマなどを見据えつつ、英語の文献を読むことも日課です。
夢は、アスレティックトレーナーとして海外の高校や大学で働くこと。アスリートたちを全力で守り、120% のパフォーマンスを発揮できるようにサポートします。
※インタビュー及びプロフィールは、取材をした2022年11月時点の内容です。
PROFILE
小楠 龍之介
スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 3回生