在学生・卒業生の活躍

在学生・卒業生インタビュー

学びと部活動を行き来することで“生きる”知識を実感。 競技の先に見えてきた新たな夢

土屋 舞琴 さん / 4回生


学びと人のつながりが競技生活を支える
 陸上競技部に所属し、長距離パートのキャプテンを務めています。スポーツ健康科学部ではトレーニング科学のゼミに所属しており、教職課程にも取り組んでいます。忙しい日々ですが、それぞれの経験がつながり合い、自分が成長できていると実感する日々です。

 12回生の頃は、怪我で思うように走れない時期が続きました。しかし、ゼミで得たパフォーマンス向上に関する知識や、低酸素室で行った別メニューのトレーニングなど、学びと競技が直結する環境に身を置き続けることで、少しずつ前に進むことができました。卒業研究では「足の接地」に着目し、楽に走れて故障の少ない走法についての研究に取り組んでいます。

 ゼミにはアスリートの学生もいますが、そうではない学生も多く所属しています。取り扱うテーマも多岐にわたり、競技はもちろん、健康増進に役立つ内容も豊富です。睡眠や食事、貧血対策など、日々の自己メンテナンスに欠かせない知識の多くを、仲間と学び合いながら得ています。また、ゼミ以外でも授業で学んだテーピング技術やメンタルマネジメントの知識が、チームを率いる上での支えになっています。


学びを社会に還元する「指導者」という夢

 教職課程の履修と部活動の両立は簡単なことではありません。それでも教育者の立場でスポーツとの関わり方を学び、教育実習で実際に中学生と接する経験は、将来の可能性を広げるきっかけになっています。卒業後は実業団チームで陸上競技を続けることが第一目標ですが、将来的には地元に戻って地域のクラブチームで指導に携わりたいと考えています。

 本学部は学びを自身の競技に還元するだけでなく、周囲にも還元できる力を育ててくれる学部です。誰かが怪我で苦しんだ時、そして競技に行き詰まった時、自分の走る姿と知識で支えられる存在になれたらと思っています。

 ※インタビュー及びプロフィールは、取材をした2025年5月時点の内容です。

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PROFILE

土屋 舞琴

4回生
岡山県・興譲館高等学校
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