ダイキン工業で高地空間でのトレーニングが再現できる「低酸素システム」の営業を担当しています。取引先にはフィットネスクラブや実業団のスポーツチームなどがあり、低酸素トレーニングによる競技力向上や健康増進につながる効果を科学的に伝えることが求められます。かなり専門性の高い分野ではありますが、スポーツ健康科学部で培った専門知識は私の大きな後ろ盾になっており、無事契約につながった時はやりがいを感じます。
営業先がアスリートである場合、自分も陸上競技をしていたことや、大学時代に低酸素トレーニングを研究してきた経験が信頼につながっていると感じます。ゼミでの実験はもちろん、プレゼンテーションや資料作成のスキル、部活で培った体力やメンタルの強さなど、学部での経験すべてが今の仕事に直結しています。
また、ダイキン工業と所属していたゼミの教員が低酸素に関する共同実験を行っており、そのご縁もあって今も学部を訪れる機会があります。学生時代の恩師とのつながりが思わぬかたちで続いているのは、うれしい驚きでもあります。
アカデミックな学びと並んで、仲間との関わりから得た経験も大きな財産です。新入生サポート団体での活動やグループワークを通じて、個性豊かな仲間たちと支え合いながら学んだ日々は、社会に出てからのコミュニケーションや人間関係づくりにも大きく役立っています。
スポーツ健康科学部で得た専門性と“人間力”、そしてあきらめず挑戦し続けた経験が、今の自分の支えになっています。
※インタビュー及びプロフィールは、取材をした2025年5月時点の内容です。PROFILE
山口 美優子
勤務先:ダイキン工業株式会社
特機事業部 環境医療機器部 営業グループ
2023年3月卒業