2015/12/14 スポーツ指導実習において、安田孝志氏と前野奨氏に車いすバスケットボールについて講義および実技指導をしていただきました。
安田・前野両氏は車いすバスケットプレーヤーです。本実習では、アダプテッドスポーツの一つとして車いすバスケットボールを取り上げています。
本実習の最終的目標は、車いすバスケットボールやその他のアダプテッドスポーツ種目の指導力を身につけることです。
しかし、多くの受講生は、車いす操作をすることも初めてであるため、指導能力を養う前に、車いすバスケットボールという競技の基礎的な技能を知ることは重要です。限られた時間の中で、車いすバスケットボールを知ってもらうため、障がい当事者の視点と高い技術力から講義および実技指導をしていただきました。
安田氏は軽度障がい、前野氏は重度障がいがあり、それぞれの身体機能と車いすバスケットボールで必要とされる技能、戦術の違いなど、お二人でなくてはできない講義、実践指導をしていただきました。
普段は、女子学生の勢いに圧倒されがちなクラスですが、本時間においては全受講生が積極的に参加し、あちこちで歓声があがる姿が見られました。また、車いすバスケットボールにより、医学的には動かないはずの部位が動くようになっているというお二人のお話しにも受講生は興味を持っている様子でした。