2016/1/7(木)リーダーシップ論、リーダーシップ特論において国土交通省東北地方整備局 総括防災調整官の梅森雄一氏に 『東日本大震災』への対応 -震災時とその後の状況、およびリーダーのあり方とは-というタイトルでご講演いただきました。
東日本大震災発生から5年が経とうとしている今、この震災の事実を風化させず、今後に活かすことは残された者の課題です。
そこで、1月7日、リーダーシップ論(学部科目)とリーダーシップ特論(大学院科目)において、国土交通省東北地方整備局 総括防災調整官の梅森雄一氏にお越しいただき、東日本大震災発生時の状況、およびその後の復旧・復興の取り組みの実際についてご講演をいただきました。
その中でも、東日本大震災発生時の映像には、学生が思わず声を上げ、教室全体が緊張感に包まれるほどでした。そして、あれほどの打撃を受けた中で、トップリーダーの決断、組織間の垣根を取り払うリーダーの言葉かけによって、一人一人の復旧・復興へのモチベーションや使命感が掻き立てられ、Liaison(リエゾン:つなぎ)が実現したこと、日ごろからの備えや過去経験からの教訓・訓練によって、実は被害を最小限に食い止めた部分があったこと、等々のエピソードが語られました。
今後、さらなる復興を目指す上では長期的な視点が不可欠であり、特に、後方支援としての健康マネジメントの重要性とともに、本学部・研究科への期待を込めたメッセージを送って頂きました。