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2016/1/8 特別セミナーにおいて、オーストラリア・エディスコーワン大学 野坂和則教授に、伸張性筋活動に対する筋適応とエディスコーワン大学における研究評価システムについて、ご講演頂きました。


オーストラリア・エディスコーワン大学 野坂和則教授から、①Muscule Damage and Adaptaiton Induced by Eccentric Exercise(伸張性筋収縮による運動に伴う筋損傷および適応)、②Reseaerch Evaluation System in Edith Cowan University(エディスコーワン大学における研究評価システム)という2つのテーマで御講演を頂きました。

前半部分では、伸張性筋収縮を伴う運動後には最大筋力の低下や主観的な痛みなど様々な生理応答がみられること、伸張性筋活動を繰り返して実施する際には繰り返し効果が作用し、2回目の運動時に筋損傷が軽減されることなどを、最新のデータと提示して紹介されました。また、有疾患者への運動処方における伸張性筋活動の有用性にも言及され、健康増進領域やリハビリテーション現場における今後の応用の可能性をご説明頂きました。

後半部分では、研究成果の評価システムの概要や教育と研究とのバランス、学生による教員の評価など、エディスコーワン大学における様々な取り組みに関してお話頂きました。いずれも本学部・研究科における研究力・教育力の向上を図る上で貴重な内容でした。

今回のセミナーでは教員に加え、多数の大学院生や学部生が参加し、メモを取りながら集中して話に聞き入る光景が印象的でした。

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