2019/06/08 立命館大学スポーツ健康科学部2期生の草葉怜奈さんより、医療機関で働く健康運動指導士の職務と生きがいについてお話をいただきました。
草葉さんは、健康運動指導士の資格を取得して、卒業後、すぐに医仁会武田総合病院(京都市)に就職され、心臓リハビリテーションに従事され、今年度で5年目になるということです。講義では、まず、草葉さんが行う心臓リハビリテーションについて説明がありました。そこでは、運動指導のみではなく、多職種の方々と協力して、食事指導、心理相談など幅広く行っているということでした。極度の痩せの方で、心肺が2回も停止した患者さんを、まずは座ることから始め、多くの困難を経て、日常生活ができるまで改善させたという経験を話されました。また医療機関で働くことの生きがいと、危険性についてもお話しされました。草葉さんは 在学時に、医療機関でぜひ働きたいということで他の就職活動は全くせず、健康運動指導士の資格を取り、憧れの医療機関に就職されました。その1つの理由は、健康運動指導士の実習を同病院で行った時に、心疾患罹患直後で、安定して座ることもできなかった患者さんがたった1週間のうちにみるみる回復し、それに心臓リハビリテーションが大きく関与しているという実感があったからということでした。今回の草葉さんの講義を聞いて、多くの1回生が健康運動指導士に興味をもち、さらに医療機関においても活躍できることを、卒業生の方から聞けたことは大変、有意義であったというような報告がありました。草葉さんのお話を聞いて、彼女の著しい成長を知ることができ、大変うれしく、さらに多くの立命館大学スポーツ健康科学部の学生が健康運動指導士の資格をとり、医療機関で働いてもらえればと思いました。