2021/04/29 本学部特任助教の杉山敬先生の研究が「Frontiers in Sports and Active Living」にレビュー論文として掲載されました。
スポーツ健康科学部特任助教の 杉山 敬先生が同学部教授、伊坂忠夫先生、金久博昭先生、助教、前大純朗先生、総合科学技術研究機構准教授、栗原俊之先生と共同で取り組まれた研究が、「Frontiers in Sports and Active Living」にレビュー論文として掲載されました。
バスケットボールでは、直線的な疾走スピードだけではなく、方向転換走スピード(CODS; Change of direction speed)も発揮パフォーマンスを決定づける重要な因子の一つです。本レビュー論文では、バスケットボール選手を対象としたCODSパフォーマンスの評価が、これまでに様々な種類のテストを用いて数多く研究されている一方で、動作様式および方向転換角度により3つのタイプ(ディフェンシブ、180度ターン、カッティング)に分類した場合、近年ではそれら3タイプがほぼ同じ割合で実施されていることを明らかにしました。本研究の結果は、様々なCODSパフォーマンスを包括的に評価するためには、異なるタイプのCODSテストから複数種目を選択する必要があることを示唆するものであり、選手やコーチが目的に応じて適切なテストを選択するうえで有益な知見となり得ると考えられます。
Sugiyama T, Maeo S, Kurihara T, Kanehisa H, and Isaka T. (2021). Change of Direction Speed Tests in Basketball Players: A Brief Review of Test Varieties and Recent Trends. Front. Sports Act. Living, 3: 1 - 12. Doi: doi: 10.3389/fspor.2021.645350
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