2014/05/31 藤谷亮先生の「基礎機能解剖の理解とスポーツパフォーマンス」講義がありました。
5月31日(土)1限目に、基礎機能解剖論のゲスト講師として、藤谷 亮先生(滋賀医療技術専門学校)に、「基礎機能解剖の理解とスポーツパフォーマンス」について講義してもらいました。
藤谷先生は、今年の3月に、立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科の博士前期課程を修了されて、現職の滋賀医療技術専門学校に勤めておられます。研究科入学前は、理学療法士としてクリニックで働いておられました。
今回の講義では、外骨格型の昆虫と内骨格型の人を比べながら、人のパフォーマンスを向上させるためにはどのようにするべきかを話してもらいました。
人は内骨格型ではあるが、筋肉を固くして外骨格化することもできる。そうすることで安定させるこができる。一方で、パンチをだすような動作の時に、関節が硬くなるような筋肉の使い方をすると早く動くことはできない。ということは、外骨格化、内骨格化を使い分けることで、その環境や行為に適した状態にすることは可能である。
特に身体構造が多関節である人は、その多関節の動きを考慮しておく必要がある。座位姿勢を長時間とると胸を反らすような姿勢、猫背の姿勢になりやすい。このような姿勢では、深層筋の活動が低下し、骨盤の前傾、後傾により脊柱に負担がかかる。その影響は腰部にとどまらず、膝、肩にもつながっていくことを解説してもらいました。
日常の何気ない姿勢がパフォーマンス、傷害につながることを身体も使いながら理解させていただきました。