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2014/06/19 キャリア形成科目「スポーツ健康科学セミナーⅡ」で本学のOBで内閣官房企画官 高木秀人氏の「市民社会を形成するための行政の役割」の講義がありました。


キャリア形成科目「スポーツ健康科学セミナーⅡ」の授業において、本学のOBで、内閣官房企画官の高木秀人氏をお招きし、「市民社会を形成するための行政の役割」と題する特別講義をしていただきました。高木氏は、現在、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進室で、大会を成功に導くための仕組みづくりをする仕事に携わっていらっしゃいます。

 

2020年東京大会の概要説明の中で、2013年9月7日に開催されたIOC総会で東京が開催都市に選ばれた後、1週間足らずで、下村文部科学大臣が東京オリンピック・パラリンピック担当大臣となったことを事例に取り上げ、1964年に東京で初めて夏季五輪を開催したとき、また冬季五輪を開催した札幌大会の際にはいずれも担当大臣の発令が開催都市決定から2年後であったことを引き合いに出し、2020年の東京大会開催に対する国の思い入れや期待の大きさについて説明されました。

ちなみに…

1998年に開催された長野五輪の際には、担当大臣は発令されなかったとのことです…。

 

オリンピック・パラリンピックという華やかな舞台を演出するために、サイバーテロに対する防止対策、外国人選手や観光客を受け容れるための入国審査と受け入れ体制の整備、また日本文化の振興や観光事業との連動など、多岐に渡るだけでなく、非常に緻密な作業を、今後、国は整備する必要があります。安倍首相が「あと7年もあるではなく、あと7年しかない…という気持ちで大会開催に臨まなければならない」と述べられたようですが、首都東京で大会を開催することの重みがこの発言からも理解することができます。

 

高木氏の講演を聞いて、「仕組みを考える」という行政の仕事が、縦と横の連携なくしては成し遂げられないということを痛感しました。

行政の仕事は奥が深い

 


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