2014/08/03 東京大学大学院総合文化研究科准教授 吉岡伸輔先生による「スキー研究から広範囲動作計測システムの開発へ」のセミナーがありました。
2014年8月3日(日)16:30~18:00に,東京大学大学院総合文化研究科准教授の吉岡伸輔先生に「スキー研究から広範囲動作計測システムの開発へ」についてご講演をして頂きました。
講演の内容は,1)スキー動作を測定するための慣性センサの活用に加え,2)日常生活における筋力余裕度評価に関するものでした。
ゲレンデでのスキー動作の測定では室内実験室と異なり,撮影範囲が広い,雪や風の影響があるなど様々な制約をうけます。そのため,ジャイロセンサ,加速度センサおよび地磁気センサの機能を組み合わせ,データを逐次保存した後に特別な解析をする方法についてご紹介して頂きました。
日常生活における筋力余裕度評価では,高齢者の転倒予防,QOL向上を目指す上では,下肢筋力を測定・評価する必要があります。このような測定・評価システムを家庭でも簡易に行えるシステムを開発された内容についてご紹介して頂きました。
セミナー全体を通して研究をする上で大切な姿勢とは何か,を教えて頂くことができました。