今年で開設8年目を迎える音楽関連団体共同寄附講座「デジタル/
ネット文化・産業論」は、一般社団法人日本音楽出版社協会、
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、社団法人日本芸能
実演家団体協議会・実演家著作隣接権センターの3つの団体の
寄附から成り立つ講座で、音楽評論家の反畑誠一客員教授の
コーディネートによって、コンテンツ産業界の最前線で活躍されて
いる方々をゲスト講師として招聘するリレー形式の講義です。
この科目では、デジタル化とインターネットがもたらした文化・
産業の構造変化を多角的に現状分析・認識し、次世代の方向性を
研究することを課題としており、コンテンツビジネスやエンタ
テインメントビジネスに関心を持つ多くの学生が受講しています。
10月5日(水)に行われた第2回講義では、一般社団法人日本
レコード協会理事の畑陽一郎氏をお招きし、音楽に関する違法
ダウンロードの実態と日本レコード協会の対策についての講義が
行われました。
講義ではまず、日本の音楽ソフト市場や音楽配信市場の現状等に
ついて説明し、その後、音楽に関する違法の実態を様々な角度から
解説していただきました。
違法行為が身近なところで行われていること、またそれが音楽産業
に深刻な影響を与えていることを学び、自分が関わらないことは
もちろん、どうすれば違法行為がなくなるのか、学生が真剣に考える
きっかけとなりました。
~参考~