2011年度後期「デジタル/ネット文化・産業論Ⅱ」第10回講義が開講されました!

Posted on 2011.12.12

今年で開設8年目を迎える音楽関連団体共同寄附講座「デジタル/
ネット文化・産業論」は、一般社団法人日本音楽出版社協会、
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、社団法人日本芸能
実演家団体協議会・実演家著作隣接権センターの3つの団体の
寄附から成り立つ講座で、音楽評論家の反畑誠一客員教授の
コーディネートによってコンテンツ産業界の最前線で活躍されて
いる方々をゲスト講師として招聘するリレー形式の講義です。
この科目では、デジタル化とインターネットがもたらした文化・
産業の構造変化を多角的に現状分析・認識し、次世代の方向性を
研究することを課題としており、コンテンツビジネスやエンタ
テインメントビジネスに関心を持つ多くの学生が受講しています。

11月30日(水)に行われた第10回講義では、エイベックス・
マーケティング株式会社代表取締役会長並びに、エイベックス・
エンタテインメント株式会社取締役として音楽業界をリードする
稲垣博司氏とエイベックス・エンタテインメント株式会社第2
音楽事業本部宣伝部長の堀英樹氏、同社第2音楽事業本部
宣伝部メディアルーム統括課長の都築裕五氏をお招きし、
デジタル/ネットワーク時代の宣伝プロモーションについての
講義が行われました。

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  <稲垣博司先生>        <堀英樹先生>        <都築裕五先生>

 講義ではまず、稲垣氏よりメディアとヒットソングの関連性に
ついて時代背景とともに分かりやすくお話しいただき、アナログ
からデジタルへの移行によりプロモーションのあり方が大きく
変化していることを示していただきました。引き続き、堀氏と
都築氏よりAKB48とEXILEの新しい宣伝手法についてお話し
いただき「消費者自身がメディアである」現代において、
ファンとのコミュニケーションを大切にし、ファンと共感・
共有する宣伝手法が重要なポイントであることを学生は実感
しました。

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最後には、稲垣先生より今後の音楽産業について、現代に対応
した360度ビジネスを展開することと、音楽の輸出を活性化
させて海外での売上を拡大していくことが重要であるとお伝え
いただき、学生は今後の音楽産業のあり方について新たな
視点から考えることを学んだ様子です。

 

 

 

 

 

 

 


 

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