スポーツ社会専攻の基礎演習4クラスは、11月17日(木)の
4限サブゼミアワーの時間を活用し、5月に行った「立命館
大学国際平和ミュージアム見学会」・6月の「ドキュメンタリー
鑑賞会」に続く合同企画である、「アフリカ・ガーナ民族
舞踊団立命館公演」を以学館1号ホールにて実施しました。
この公演は、普段直接触れる機会の少ないアフリカの民族
舞踊を紹介し、国際・文化交流、相互理解、平和友好の推進
などを目指し活動しているボランティア組織「エチオプス・
アート日本委員会」の委員長を務める当学部の遠藤保子教授
を中心に企画され、市内の小学校や宇治市文化センターなど
計6日間に及ぶ京都府内公演の内の1つとして実施されました。
今回の公演では、アフリカの中でも欧米やアジア諸国からの
資本流入によって経済発展が急速に進んでいるガーナの民族
舞踊が取り上げられ、地元ガーナよりプロの民族舞踊集団で
ある「アゾルオ・ガーナ民族舞踊団」を招聘して行われました。
公演ではガーナ各地に伝わるバラエティに富んだダンスが
遠藤教授の解説を交えながら展開され、参加者は激しく時に
ユーモラスな動きを見せる舞踊とリズミカルな音を刻む太鼓
の音色に釘付けとなっていました。ステージの終盤では
舞踊団と立命館の学生が競演し熱いダンスバトルを繰り広げ、
それに呼応したギャラリーも飛び入り参加でステージに
次々と上がっていき、会場が一体となって大きな盛り上がり
を見せました。
今回の公演における、ガーナをはじめとしたアフリカ諸国に
まつわる伝統舞踊の体験や解説を通じて、植民地支配による
飢餓や難民問題に苦しむ発展途上国というアフリカのこれまで
の画一的でステレオタイプなイメージを覆し、生活構造や
文化様式の多様化が進むアフリカの現在と伝統文化の保存・
伝承の重要性を肌で感じることができたと思います。
スポーツ社会専攻では12月15日に予定されているスポーツ
業界を中心としたキャリア意識形成企画の開催など、学習面の
質の向上を目指していきます。