2012年度前期「デジタル/コンテンツ文化・産業論Ⅰ」第2回講義が開講されました!

Posted on 2012.04.23

今年で開設9年目を迎える音楽関連団体共同寄附講座
「デジタル/コンテンツ文化・産業論」は、一般社団
法人コンサートプロモーターズ協会、一般社団法人
日本音楽出版社協会、一般社団法人日本レコード協会、
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会・実演家著作
隣接権センターの4団体の寄附により運営が成り立つ
講座で、音楽評論家の反畑誠一客員教授のコーディ
ネートによって、コンテンツ産業界の最前線で活躍
されている諸氏をゲスト講師として招聘するリレー
形式の授業です。この科目では、デジタル化とイン
ターネットがもたらした文化・産業の構造変化を多角
的に現状分析・認識し、次世代の方向性を研究する
ことを課題としており、コンテンツビジネスやエンタ
テインメントビジネスに関心を持つ定員400名の学生が
受講しています。

4月13日(金)に行われた第2回講義では、音楽プロ
デューサーとして数多くのアーティストのプロデュース
やアレンジを手掛ける亀田誠治氏をお招きし、2004~
2012年の8年間における音楽産業の変化と今後の
可能性についての講義が行われました。

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<音楽プロデューサー 亀田 誠治 氏>

 

講義ではまず、音楽グループ「東京事変」のメンバー
として活動された8年間における音楽産業の変化や
アーティスト及び音楽関係者の仕事の取り組み方の
変化について、裏話などを織り交ぜながらプロデューサー
の視点からご説明いただきました。2004年頃からCD
が売れなくなり、音楽ビジネスの軸が音楽配信、そして
ライブへと変化した実態について詳細な資料や自身の
活動を例に解説いただきました。音楽を人々に届けたい
という熱い思いを根底に、時代の流れに対応して
「果敢に」新たな挑戦を続けてこられた「東京事変」の
姿勢に学生は感銘を受けるとともに、新たな視点から
音楽産業の現状について見直し、理解を深めました。

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さらに、音楽制作におけるデジタルネットの活用例や
「ライブビューイング」の今後の可能性についても
お話しいただき、デジタル化をポジティブに捉えて
可能性を追求し、挑戦していくことの大切さを示して
いただきました。最後には、「少しの困難にも負けず、
未来に向かってポジティブに、そしてクリエイティブ
に、創造性豊かな毎日を送って欲しい。」とメッセージ
を残し、先生の音楽へ掛ける熱い思いは学生の心に
強く響いた様子でした。

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