産業社会学部生の活躍を紹介します!~vol.1~

Posted on 2012.05.08

今年度、第一回目の産社生紹介は、産業社会学部
金山勉ゼミに所属する4回生の藤堂瑞恵さんです。
金山ゼミでは「ラジオ」という情報メディアに
着目し、東日本大震災においてラジオがどのような
役割を果たし今後どのようになるのかを、被災地で
取材しました。
その取材した記事「被災地のラジオが教えてくれた
こと」が、見事第3回「CAMPUS新聞大賞/日本財団賞」
に選ばれ、取材を通して感じたことや、学んだこと
などを伺いました。
(※取材内容の詳細記事は、「2012年2月アーカイブ」
をご覧ください。)

4DSCN5466.jpg

<現代社会専攻4回生 藤堂瑞恵さん>

 

Q.金山ゼミを選んだ理由は何ですか?
A.現在、現代社会専攻国際インスティテュートに所属
しているのですが、元々は国際関係に興味があり3回生
時に留学を経験しました。留学するまでは、テレビや
新聞などのメディアのみでしか情報を受け取ることは
なかったですが、留学先で目にしたメディアの実態を
受けて、メディアに対する興味が広がりました。また、
国際的な視点、且つメディアを専門的に学べる金山ゼミ
に入るためダブルメジャー制度を利用しました。

 

Q.ゼミでの主な活動内容を教えてください!
A.3回生の頃は、「京都三条ラジオカフェ」という
コミュニティFMで発信者として毎月2回9分間の番組を
制作していました。現在は、そのコミュニティFMを
後輩へと引継ぎ、卒業論文「テレビCMにおける外国
イメージと異文化理解」に向けて、資料収集等を
おこなっています。

 

Q.今回受賞された「CAMPUS新聞大賞」とはどういった
賞ですか?
A.サンケイエクスプレス(新聞記事)に学生有志が、
自ら作成した記事を投稿できる欄があり、そこへ投稿
した有志の中から大賞が選ばれます。「CAMPUS新聞大賞」
以外にも4つの賞があります。

 

Q.取材をした中でもっとも印象的な出来事は何ですか?
A.宮城県山元町にある「りんごラジオ」の取材をおこ
なった際、インタビューした「りんごラジオ」の代表で
東北放送の元アナウンサーの方より、「取材をするなら
時間が必要。一日や二日で記事が書けるはずがない。
時間をかけてこそ色々な情報を得ることができる。」と
言われたことです。実際、私たちは3日間という強行スケ
ジュールの中、取材をおこなっていました。私は国際
インスティテュート生としてカナダへ留学をした際、長期
滞在を通して現地で知ることの大切さを学んだにも関わらず
、短期間で被災地やコミュニティFMのことを知るつもりで
いたことに不甲斐なさを感じました。それでも関西から来た
自分たちが感じて伝えられることがあると思い、その後の
取材に全力で取り組むことを再決意しました。

※「りんごラジオ」とは・・・東日本大震災を受けて、
宮城県山元町に開局された災害コミュニティFMラジオ局。

 

Q.活動を通して、何を学び、何を得ましたか?
A.現地に足を運び取材することの大切さ、物事の本質を
捉えて活動していくことの大切さを学びました。現地に足を
運んだことで、コミュニティFMの実態が明らかになり、
取材前に持っていたイメージとは大きく異なることがわかり
ました。またマスメディアの真似事ではなく、わたしたち
には学生ならではの見方や考え方が求められるということを
痛感しました。イメージのギャップを感じつつも、自分たち
の軸をずらさず活動してきたことが、結果、良い記事へと
繋がったのだと思います。

 

Q.今後の目標は何ですか?
A.今は就職活動を頑張ることです。卒業までの約一年間で
将来の目標をしっかりと設定し、それに近づけるよう日々
努力していきたいと思います。

 

 


 

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