実践的な海外メディアの学びを前に日韓比較メディア調査結果の英語プレゼンが行われました!

Posted on 2012.08.07

産業社会学部の企画研究(SA)「国際メディア比較~日韓の
メディアを学ぶ」(坂田謙司教授・金山勉教授担当)では、
年間を通じて日本と韓国のメディア産業について比較メディ
ア研究の視点から学んでいます。本企画研究では、春学期と
秋学期の間の2012年9月14日から9月20日まで、韓国ソウルの
西江大学コミュニケーション学部と提携して、「インター
ナショナル・メディア・スタディーズ・キャンプ(IMSC)」
(6泊7日)を実施します。

IMSCでは、西江大学コミュニケーション学部に所属する
メディア・ジャーナリズム分野の韓国一線の教授から韓国
メディア事情(新聞、放送、広告、ニューメディアなど)に
ついての英語講義を受け、その知識をもとに各関連メディア
の現場を訪問して、韓国メディアの実情をリアルに学びます。

2012年7月19日、春学期末、最後の企画研究クラスでは、
日韓比較メディア研究・プレ学びの企画として、受講生20人
を5つのグループ(新聞、放送、広告、インターネット、
市民発信)に分けて、文献調査に基づく日韓メディア比較の
英語プレゼンテーションが行われました。

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当日は、日本のメディア研究のため来日・滞在中だった米国
インディアナ大学・ジャーナリズムスクールのラーズ・
ウィルナット教授をゲストコメンテーターに招きました。
ウィルナット教授は、自身でもインディアナ大学の学生を
連れてソウルを中心にした韓国メディアの学びを企画した
ことがあり、学術面では、国際コミュニケーション・ジャー
ナリズム研究の第一人者として知られています。学生たち
による英語のグループプレゼンテーションは、日韓国際比較
メディアの視点を中心としており、「大変興味深い」と評価
していました。

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<ラーズ・ウィルナット教授>


ウィルナット教授は、「日韓間でみられる、市民の政治参画
意識の違いは、メディアと社会の関係から見た場合、どのよう
に説明できるのか、またメディアは市民の政治参加とどのよう
にかかわっているのかについてこだわりながら、日韓における
メディアのあり方を学ぶことが大事」だとコメントし、学生
たちがメディアと社会とのかかわりを重視することの大切さを
強調していました。

受講学生たちは、「ウィルナット教授のコメント・アドバイス
を念頭におきながら、9月のIMSC実施に向けて、韓国のメディア
事情についての理解を深め、さらに英語リスニング力、スピー
キング力を向上させて訪韓したい」と口々に語っていました。     

文責:BEN

 

 

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