後期セメスターが始まり最初の週末を迎えた9月29日(土)、
スポーツ社会専攻のゼミに所属する3、4回生が中心となり、
第2回スポーツ社会専攻ゼミ合同研究発表会・交流会が開催
されました。
昨年から始まったこの会は、企画・運営を各ゼミの代表者で
構成されるスポーツ社会専攻ゼミ長会が担当しており、
①各ゼミの活動や自主ゼミ、海外研修プログラムの活動報告
・情報共有を行いスポーツ社会専攻の学びの深化を図ること、
②ゼミ間の垣根を越えた発表会での討論や交流会を通じて、
これまであまりなかった各ゼミ間のつながりをつくることを
大きな目的としています。
朝9:30から行われた発表会は、専攻長の権学俊准教授の開会
の挨拶から始まり、スポーツ社会専攻ゼミに所属する学生だ
けでなく、スポーツ社会専攻の1、2回生や他専攻の学生、
卒業生の姿も見受けられ昨年の参加人数を超える参加者と
なりました。
また、全体では22組の発表がなされ、その内容は、スポーツ
と社会との関わりを踏まえたスポーツクラブの地域戦略や
震災時のスポーツの在り方、スポーツと労働移民、スポーツ
とアイドルに焦点を当てた研究から、スポーツにおける動き
の美しさを追究した研究や、化粧の有無が自己の顔認知過程
にもたらす変化に焦点を当てた研究など、大変興味深い発表
がいくつもありました。
さらに、今回の発表会ではスポーツ社会専攻が国際化の一環
として中心的に取り組んでいるアメリカと韓国の海外研修
プログラムの活動報告や、総合型地域スポーツクラブや地域
のNPOとの連携のもと活動を進める自主ゼミからの活動報告
もなされ、プログラムに参加した学生から活動内容の還元が
行われました。
発表会の最後には、市井吉興准教授、漆原良准教授から総評
が述べられ、スポーツの内的要因から「スポーツとは何か」
ということを改めて考えてみることでその可能性は広がると
いうお話から、スポーツを通じて社会を読み解くことの奥深
さを実感することができました。
また、合同研究発表会終了後は、諒友館地下食堂を貸し切って
交流会が行なわれました。中西純司教授からの研究発表会の
総括と乾杯の挨拶で始まった交流会は、軽食をつまみながら、
スポーツに関するクイズ大会や豪華賞品付きビンゴ大会が行な
われ、今日初めて会った人同士の会話も盛り上がっていました。
今回のスポーツ社会専攻ゼミ合同研究発表会・交流会に参加し
た3回生の徳山裕之さんは、「今回の企画を通じて、初めて出
会った仲間との交流も深まり、勉強面だけでなく多くの面で
得られることが多かったと思う。今回のような専攻を上げた
企画を継続して行っていくことで、スポーツ社会専攻をより
よい専攻にしていきたい。」と感想を語っていたように、
今回の企画は大成功のもと幕を下ろしました。
スポーツ社会専攻では後期にも、「連続講義シリーズ」と
題し、10月20日(土)に京都サンガFCの祖母井GM、
11月22日(木)にジャーナリストの斉藤貴男氏、
1月19日(土)にハンガリー舞踊団をお招きし、
講演会を開催します。
講演会は一般の方にも公開され、参加費は無料となっており
ます。ふるってご参加ください。