スポーツ社会専攻企画 連続講義シリーズ 第1回講義

Posted on 2012.11.05

スポーツ社会専攻の専攻企画[連続講義シリーズ]「スポーツから
社会を見る、文化を知る」の第1回目の講義が、10月20日(土)
に立命館大学衣笠キャンパス以学館2号ホールにて行われました。
第1回目の講義は、京都サンガF.C.の祖母井秀隆氏を講師にお招き
し、「スポーツの力―サッカーという文化は人や地域をどう変え
るか?―」と題し、主に祖母井氏がサッカーと出会い、サッカー
という文化から何を学んできたのかという観点から講義を行って
頂きました。

1RIMG0033.JPG

<京都サンガF.C. GM 祖母井 秀隆 氏>

 

当日は、立命館の学生だけでなく、卒業生や高校生、近隣地域の
方々など170名ほどの参加があり、祖母井さんのお話に熱心に耳
を傾けました。
講義では、祖母井さんの実体験より導き出された、スポーツに
限らず日常の生活においても、よく考えて行動することの大切さ
を参加者に問うお話や、スポーツと地域活性化に関するお話、
子どもとスポーツの在るべき関係、日本のスポーツ政策と諸外国
の政策とを比較した日本のスポーツの現状分析、また京都サンガ
F.C.の経営に関するお話、スタジアム建設に関するお話など、
なかなか聞くことのできないお話を聞くことができ、大変充実し
た講義となりました。

2IMG_5847.JPG

また、質疑応答では、日本とヨーロッパの子どものスポーツ環境
の違いについての話や、スポーツクラブにおける地域振興活動に
関する話について活発な意見交換がなされました。
講義の最後には、祖母井さんがご用意してくださった京都サンガ
F.C.グッズをかけた抽選会が行われ、景品を手にした参加者の顔
には笑みがこぼれました。
今回、祖母井氏の講義を聞いたスポーツ社会専攻4回生の小西
さんは、「祖母井さんの話を聞いて、スポーツクラブと地域の
新たな可能性について改めて考えさせられた。当然のことと感じ
ることを、違った角度から捉えることで新たな考えが生まれると
思う。スポーツだけに固執するのではなく、スポーツクラブが
地域にできること、スポーツクラブが社会に担う役割について
再検討する必要があると思う」と感想を述べたように、今回の
講義は参加者に対して、スポーツをより多角的に捉えるよい
きっかけとなりました。

3IMG_5864.JPG

スポーツ社会専攻企画連続講義シリーズでは、第2回講義として
11月22日(木)にジャーナリストの斉藤貴男氏をお招きし、オリ
ンピック招致運動の内幕や問題点などについて講義をして頂く
予定です。
また、第3回講義では2013年1月19日(土)に、ハンガリー舞踊団
をお招きし、ハンガリー舞踊の実演と、映像を交えたハンガリー
の伝統文化である舞踊の説明を行って頂く予定です。
この連続講義シリーズは、参加費無料でどなたでも参加すること
ができます。ふるってご参加ください。

 

 

このページの上部へ