「地方の時代映像祭」にて産業社会学部生が優秀賞を授賞しました!

Posted on 2012.12.21

プロ・アマを問わず地域の課題や文化を映像で表現し論じ合う
「地方の時代映像祭」(主催:NHK、日本民間放送連盟、関西
大学、吹田市、日本ケーブルテレビ連盟)が、 11月17日(土)
~22日(木)、関西大学千里山キャンパス内で開催されました。
一極集中・商業主義的な映像文化のあり方に対して、多様な地
域文化の再生をめざそうという神奈川県と川崎市の呼びかけで
1980年にはじまり32回目となる今年の映像祭には、222本の作品
が集まりました。

未曾有の東日本大震災をふまえた今年度は、特に震災や原発関
連の出品作に注目が集まりましたが、本学産業社会学部4回生・
奥村俊樹さん(津田正夫ゼミ)が制作した『流された思い出』 が
「市民・学生・自治体部門」で優秀賞に選ばれました。

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<メディア社会専攻4回生 奥村 俊樹さん>

 

これは被災した福島県相馬市に入りこんで、津波に流されながら
回収された泥だらけの写真を洗浄し、記憶を家族の手元に返す
地味な作業を記録したドキュメンタリーです。初日の17日、ゼミ
生も出席する中で授賞式が行われました。審査員の一人橋本佳子
さんからは「余分なナレーションや説明を一切省いていながら、
被災地の空気を過不足なく伝えている秀作」と評価されました。
なお映像祭全体のグランプリには『イナサがまた吹く日~風寄せ
る集落に生きる~』(NHK仙台放送局)が選ばれました。

映像祭ではこのほか、放送局部門、ケーブルテレビ部門、高校生
部門からも日常の全国ネットのテレビでは見ることができない多
くのユニークな作品、地域の力作が選ばれ、上映され多彩なワー
クショップも開かれました。さらに福島県浪江町長・馬場有さん
らによるシンポジウム「フクシマとオキナワを考える」など、
今後の日本のありかたを考える多彩な企画が催されました。

津田ゼミの作品は京都市役所地下街の広場でも発表し、近鉄ケー
ブルテレビでも全作品が放送されています。
詳しくは以下URL(ゼミHP)に掲載しています。
https://sites.google.com/site/tsudasemi2011/work

 

 

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