「読売スポーツ社会学講座」にて女子フィールドホッケー日本代表の林なぎさ選手が講義を行いました!

Posted on 2013.01.17

1月7日(月)、「読売スポーツ社会学講座~スポーツ報道の射程
-イギリス・ロンドン夏季オリンピック大会等を題材に~」の授業
へ立命館大学産業社会学部卒業で、現在女子フィールドホッケー
日本代表の林なぎさ選手が特別ゲスト講師として来校しました。

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<女子フィールドホッケー日本代表 林なぎさ選手>

 

この「読売スポーツ社会学講座」は、スポーツという文化を複眼
的に捉えることを目的に掲げ、スポーツ選手、新聞記者、アナウ
ンサー、番組プロデューサー、解説者など第一線で活躍されてい
るゲスト講師の方々と産業社会学部の教員がリレー講義形式で授
業を進めます。

今回特別ゲスト講師として来校された林選手は、立命館大学産業
社会学部を卒業後、ソニーHC BRAVIA Ladiesに入団され、
フィールドホッケープレイヤーとしてご活躍されています。また
2009年からは日本代表選手に選出され、ロンドンオリンピックに
も出場されました。

講義では、林選手がホッケーを始めたきっかけや、立命館大学在
学中のお話、女子フィールドホッケーのプレー環境、支援体制か
らの在り方などについて自らの持論を述べました。
また、現在、日本におけるフィールドホッケーの知名度が低いこ
とや、代表合宿や海外遠征を支援する体制も整っていないことな
どフィールドホッケーが抱える問題や、今後の展望など林選手の
熱い想いを語っていただきました。
そして、フィールドホッケーをより知ってもらうためには、メデ
ィアへ取り上げてもらうなどのPR活動を積極的に行い、何より結
果を残すことで世界に通用する競技へと成長すると述べた林選手
の姿に受講生たちは深く共感していました。

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講義へ参加したメディア社会専攻3回生の中村由佳さんは、「代表
の海外遠征費を自分で払わなければならないことに驚きました。
学生でありながら1回15~20万円を払うため、相当な苦労があった
ことだと思います。大学生のスポーツに取り組む環境も厳しいと
いうことを知り、社会人になっても休む暇がなく、練習環境にお
いての課題も多いなど、マイナースポーツの競技者は常に課題と
向き合いながら競技をされていると改めて感じました。また、
メディアには、こうしたマイナースポーツを取り巻く環境を変え
る力があると感じました。」と感想を語ってくれたように、今回
の講義も大変有意義なものとなりました。

スポーツ社会専攻では今後も、スポーツ現場で活躍する方々を
ゲスト講師としてお招きし、日本社会におけるスポーツ現場から
の生の声、現状、課題を知る場を設けていきます。

 

 

 

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