2013年度 短期留学プログラムが開講されました!~Vol.3~

Posted on 2013.11.01

産業社会学部では、昨年に引き続き、スポーツを中心とした海外
短期研修プログラムが実施されました。8月に2週間程度で実施す
る本研修プログラムは、サンディエゴ州立大学での講義とアリゾ
ナ州フェニックス近郊でのフィールドトリップを通じて、スポー
ツとエコツーリズム、スポーツと都市開発、地域社会におけるス
ポーツ産業の役割等、全専攻に関わる内容を学術的かつ体験的に
学びます。前回に続き、本研修プログラムに参加した産社生を紹
介します。最終回は現代社会専攻2回生の橋本佳那惠さんです。

<現代社会専攻 2回生 橋本佳那惠さん>

Q.普段産業社会学部の中でどのようなことに関心を持ち、学び
を進めていますか?

A.私は、現在社会調査士課程を履修しており、その中で、NPOを
テーマに取り上げ学びを進めています。例えば、NPOとそこで働く
人々のキャリア形成(なぜこの仕事を選んだのか、今後のステップ
アップ等)に焦点をあて、インタビュー調査などを実施しています。

Q.本研修プログラムに参加しようと思ったきっかけはなんですか?
A.私は、「海外」と「スポーツ」に元々興味がありました。本研修
プログラムは、海外でスポーツを通した社会学が学べると聞き、
興味を持ちました。また、学生のうちにしか経験できないプログラム
だと感じたので、参加を決めました。

Q.研修プログラムへの参加を通して身についたこと、勉強になったと
思うことは何ですか?

A.現地の大学で講義を受けた際、自ら積極的に質問すること、主体
的に動くことを非常に求められました。また、「なぜこのような質問を
するのか・・」その理由を明確にしなくてはなりません。最初は戸惑い
もありましたが、きちんと物事を考えてから発言する習慣が身につい
たと思います。

Q.日本とアメリカとの違いで特に印象に残っていることはありますか?
A.アメリカでは、スポーツイベント等を開催する際でも大きな企業が
スポンサーとしてバックについているので、大々的にイベントを行う
ことができます。ここは日本とは大きく違うところで、日本はそこまで
人を雇ってスポンサーをつけることができないのが現状です。
プロスポーツのチームがNPOなどに支援をして、地域貢献活動に力
を入れていることは、アメリカスポーツの特徴だと感じました。


※今回のプログラムでは、プロバスケットボールチームと連携して活動
している、貧しい人達への食糧提供を行うNPO「United Food Bank」を
訪問し、実際にボランティア活動を手伝うとともにNPOスタッフやチー
ム関係者からお話を聞きました。


※7万人を超える観客を集めるイベントで、地区の当該年の有力校同士が
対戦するカレッジフットボールの試合であるBowl Championship Series
の1つであるFiesta Bowlを運営するNPOにも訪問し、その運営方法や地
域貢献の仕組みなどを学びました。

Q.本研修プログラムでの経験を、今後の産業社会学部での学びや将来
の進路にどう活かしていきたいですか?

A.今まさに3回生から始まるゼミ選択をしているのですが、今回の経
験を活かし、「スポーツとメディア」に関連したゼミに入ろうかと思っ
ています。今後ゼミなどでもグループで活動するという機会が多くなる
と思いますが、自ら積極的に行動し、周りとの連携を大切にしていきた
いです。

Q.来年、本研修プログラムへの参加を考えている方へ一言お願いします!
A.事前に、スポーツに関する知識や語学力はある程度つけておくべき
だと思います。また、本研修プログラムはスポーツ社会専攻のみならず
他専攻からも多数参加者がいるので、色々な視点から学べるところに私
は魅力を感じました。様々な意見を吸収することができ、視野が広くな
りました。もうすぐ行われる成果発表会(10月19日実施済み)の準備に
向けて、帰国後も参加した学生同士力を合わせて頑張っています。

このページの上部へ