2013年度 International Media Studies Camp報告~vol.1~

Posted on 2013.11.07

3年目を迎える、International Media Studies Camp(通称Media Camp)
は、今年から滞在日数が増え、8泊9日のより充実したプログラムとして
実施されました。今回は、参加した学生の声を中心に、Media Campと
英語の学びについて報告します。
Media Campは、産業社会学部メディア社会専攻教員が専門の枠を超えて
開講している、「企画研究」授業です。日韓のメディア比較を中心に、
韓国西江(ソガン)大学での英語レクチャー受講及び受講生の英語プレ
ゼンテーションを含んだ、非常に濃い内容の授業です。英語のレクチャ
ーは韓国のメディア(新聞、放送、広告、ニューメディア)について行われ、
日本との比較した際の違いや韓国社会における現状などを深く知ること
ができます。
こうやって読んでいると、ハイレベルな英語能力が必要な授業と思われ
るかも知れません。もちろん、英語の力が高ければ、より深く理解が
できることは間違いありません。しかし、Media Campは英語を学ぶ授業
ではなく、韓国の大学で共通語としての英語授業体験を通じて、日本、
韓国という異なる国のメディア事情、文化を直接理解する授業です。
英語に苦手意識がある学生も、Media Campに参加したことで英語を学ぶ
大きなきっかけを得ることができます。



では、実際に参加した学生の感想を紹介しましょう。メディア社会専攻
3回生の合田芽衣さんです。
「2013年9月9日から17日に訪れた韓国メディアキャンプにおいて、私は
コミュニケーションの重要性について学ぶことができたように思います。
最初、韓国において英語を使わなければならないことにとても不安を抱
いていました。しかし、現地に行って英語で講義を聴き、英語で学生と
会話をすることで、不安は解消されました。なぜなら、使う言葉がすべ
てではないと思ったからです。英語が喋れなくても、たとえば仕草や表
情で伝えることができるし、きれいな文章が作れなくても、単語だけで
も伝えることができると感じました。なにより大切なことは、話したい、
伝えたいという思いなのではないかと思います。日本以外の場所で1週
間以上生活をしたことがなかったため、今回の合宿はとても刺激的な
ものとなりました。しかし、コミュニケーションは言葉が通じなくても
とれることは実感できましたが、講義となるとやはり苦しいものもあり
ました。そこで、まだまだ自分の英語力は低いということが反省点とし
て挙げられるように思います。」
いかがでしたか?参加学生の感想からは、英語で授業を受けることの
難しさではなく、そのことをきっかけとした新しい学びへの関心と意欲の
扉が開かれたことが分かります。
次回は、現代社会専攻3回生の高橋あかりさんの感想をご紹介します。
次回も、お楽しみに。

文責:坂田謙司 教授

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