産業社会学部では、昨年に引き続き、スポーツを中心とした海外短期
研修プログラムが実施されました。8月に2週間程度で実施する本研修
プログラムは、サンディエゴ州立大学での講義とアリゾナ州フェニッ
クス近郊でのフィールドトリップを通じて、スポーツとエコツーリズム、
スポーツと都市開発、地域社会におけるスポーツ産業の役割等、
全専攻に関わる内容を学術的かつ体験的に学びます。10月19日(土)
に、その成果報告会として、参加者が7つの班に分かれて、それぞれ
のテーマに基づく学習成果について報告を行いました。
現地滞在期間はわずか2週間のプログラムではありますが、その中身
の濃さを表すかのように、出発前とは顔つきが変わります。勉強への
姿勢がよりいっそう積極的になり、帰国後も、現地で確認できなかっ
たことを現地関係者にメールで問い合わせたり、日米比較を行うため
に日本のスポーツチーム関係者にインタビューを行うなど、自ら行動
し、多くの学びを深めてきました。このように、学生たちが事後学習
にしっかりと取り組んだ成果として、自身の発表だけでなく、他者の
発表にも貪欲に追求する姿勢につながったようで、報告会は、4時間
の予定で開催されましたが、1つの発表が終わる毎に参加学生同士で
数多くの質問やするどいコメントが出され、制限時間内に討論が終わ
らず、30分以上も終了時間が延びてしまうほどでした。
また、報告会には、1回生も見学に訪れ、先輩たちの発表を興味深そ
うに聴く姿が見られました。ぜひ来年度も多くの学生が参加し、先輩
たちを超える勢いで成長を遂げていってもらいたいものです。
発表タイトル
・スタジアム建設の日米比較
・日本プロ野球を面白くする
・MLSから見るJリーグの改善点
・NPOによる慈善活動-日米比較から見る、日本のNPO、ボランティア
活動のこれから-
・地域コミュニティの形成におけるスポーツの可能性
・スポーツツーリズムの日米比較
・カレッジスポーツからみる現代アメリカの社会問題
文責:漆原良 准教授
2013年度 短期留学プログラム成果報告会が開催されました!
Posted on 2013.11.12