第3回 スポーツ社会専攻ゼミ 合同研究発表会

Posted on 2013.12.10

例年なら秋を実感し始める11月初旬ですが、まだ秋らし
からぬ陽気の11月2日(土)、スポーツ社会専攻のゼミ
に所属する3、4回生が中心となり、第3回スポーツ社会
専攻ゼミ合同研究発表会が開催されました。

3年前より始まった本企画は、企画・運営を各ゼミの
代表者で構成されるスポーツ社会専攻ゼミ長たちが担当
しており、①各ゼミの活動、海外研修プログラムの活動
報告・情報共有を行いスポーツ社会専攻の学びの深化を
図ること、②ゼミ間の垣根を越えた発表会での討論を通
じて、各ゼミ間のつながりをつくることを大きな目的と
しています。
朝10:00から行われた発表会は、専攻長の市井吉興准教授
の開会の挨拶から始まり、全体では16組の発表がなされ
ました。その内容は、「ビアポン(Beer Pong)」はスポー
ツなのか否かという、スポーツの本質に迫る考察から、
スポーツファン研究、スポーツにおける「場」とソーシャ
ルキャピタルの関係を考察するもの、大学生のJリーグ観
戦における経験価値への考察、ラジオ体操から見る地域
コミュニティとスポーツの関係を考察するもの、アルゼン
チンサッカー界のサポーター研究、「褒める」という行為
と運動有能感の関係に関する研究、心理的ストレスと若者
の摂食行動の関連性に関する研究など、大変興味深い発表
がいくつもありました。

また、今回の発表会ではスポーツ社会専攻が国際化の一環
として中心的に取り組んでいるアメリカと韓国の海外研修
プログラムの活動報告もなされ、プログラムに参加した学
生から活動内容の還元が行われました。さらに、研究発表
会でも取り上げられたビアポンを体験するブースが開設さ
れ、多くの学生がビアポンを楽しみ、スポーツを検討する
新たな視座に触れることが出来ました。

発表会の最後には、市井吉興准教授、漆原良准教授、中西
純司教授から総評が述べられ、スポーツを通じて社会を読
み解くことの奥深さ、豊かな研究のために研究に即した方
法論を獲得、確立することの重要性を実感することができ
ました。


文責:スポーツ社会専攻 市井吉興 准教授

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