4回生インタビュー その2

Posted on 2010.02.01

卒業間近の4回生にインタビューし、大学の4年間を振り返って
産業社会学部で何が学べたのか?なにが良かったのかを率直に語ってもらいます。


今回は人間福祉学科の深谷さんにお話を伺いました。


Q :
深谷さんはこのブログでも報告した映画上映企画に取り組むなど、
活発に活動を展開していましたが、大学で力を入れてきたことは何でしょうか?

深谷さん:
福祉現場を中心に実習や調査取材によく出掛けていました。
調査後は大学で文献などで先行研究を調べ、論文を作成していました。

簡単に紹介させていただくと...
2回生の夏休みは、「ボランティア・コーディネーター養成プログラム」で実習と論文作成、
その春休みは議員インターンシップへの参加。
3回生は夏休みに社会福祉士の実習をし、実習報告会の実施。
ゼミでは卒論に向けて「近代家族研究の整理」を課題にした10000字のレポートを作成。
4回生は精神保健福祉士の実習に行き、大阪障害者センターの研究会に参加したり、
自主ゼミを立ち上げるとともに、さまざまな福祉現場に行き、昨年末に開催された上映会の実施...
(注:2009年度以降に入学された方は、社会福祉士と精神保健福祉士の
いずれかの課程を選択する必要があります)

それなりに忙しくも、充実した大学生活を送ることができました。

今思えば、低回生からフィールドワークとあわせ、
それなりに重量感のある論文や報告書等の作成などに継続して取組んでいたんだと思います。
それらの成果もあって、4月からは大学院に進学することになりました。

・素敵な笑顔でインタビューに応じる深谷さん
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Q :
論文作成といった一見、地道な作業に面白さを見出せたポイントをおしえてください。

深谷さん:
低回生からの研究(論文作成)の過程で、多くの先生方からご指導をいただきました。
辛く苦しいこともありましたが、適切に評価をしてくれたことが励みにつながっていた
んだと思います。
卒業を間近に控えた今になって実感しているのですが、
産社の先生方は情熱を持ちつつ、「程よい距離」で日々接してくださっていたんですよね。
それもあって大学院進学後の目標(研究者像)は、ゼミなどで指導していただいた先生方になります。
素晴らしい先生方に出会えて本当に良かったです。

 

Q :
後輩諸君(学部生)へ、充実した学生生活をおくるためのアドバイスをへお願いします。

深谷さん:
本をたくさん読みましょう。
論文作成や研究成果の発表にあたり、奥行きのある豊かな表現力を育むことができます。
読書は社会に出る前の(学問のための)トレーニングだと思います。
私は講義の合間の時間に、以学館2FのStudent-Labでよく本を読んでいました。
また担当の先生のご配慮もあって、4回生になってからは3回生のゼミに聴講生として
参加させていただいています。そこでは後輩諸君からアドバイスを求められることが多いのですが、
具体例を紹介するなど伝わりやすい表現をこころがけることができています。
自己評価ですが、本を読み続けた蓄積が成果として出ていると思います♪
素晴らしい先生方との出会いと同じように、本に出会う喜びも感じています。

せっかくの機会ですので後輩の皆さんに、私が学生生活の中で
出会った本の中から厳選したもの紹介させていただきます。
○遥洋子『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』ちくま文庫 2004年
○好井裕明『あたりまえを疑う社会学』光文社新書 2006年
ぜひ読んでみてください♪

・講義の合間で読書をしていたStudent-Lab(談話室)にて
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インタビュー終了後に、学部時代の学習は当然のことながら、
企画運営(映画上映)についても相談をもちかけられるなど
後輩諸君からも厚い信頼を寄せられていました。

今後は大学院でもよりいっそうの、ご活躍をされることを期待いたします。


・後輩からの突然の相談にも「気さく」に応じる深谷さん 
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by Precious SANSHA

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