有賀研究科長が訪韓 漢陽サイバー大学大学院との間で協力協定調印式が行われました!

Posted on 2014.07.22

社会学研究科では、2014年4月から韓国・ソウルの漢陽サイバー
大学大学院メディアMBAとの間での学術交流実現に着手。
両大学の大学院生が日韓両国を相互に訪問する中で、比較
メディアの視点から学び・議論する「メディア比較白熱セミナー」
を中心にした学生交流を実現に向けた準備を進めてきました。
7月17日、韓国・漢陽サイバー大学キャンパスで「メディア比
較白熱セミナー」実現に向けて行われた協力協定調印式には、
立命館大学大学院社会学研究科の有賀郁敏研究科長と漢陽サ
イバー大学大学院のKim, Yun Joo大学院長が出席して、協定
書にそれぞれサインしました。

<手前がKim, Yun Joo大学院長、奥が有賀郁敏研究科長>

有賀研究科長から、「これからの交流を末永く、実りあるものに
したい」と決意が表明されると、金大学院長からは「立命館大学
との提携はとても名誉なことであり、今後いろいろな面で交流を
発展させたい」と改めて意欲が示されました。

<左 Kim, Yun Joo大学院長、右 有賀郁敏研究科長>

東アジアに位置し、ICT(Information and Communication
Technology)の分野で、先進的な技術や政策を展開する日韓
両国の大学院生が、相互に訪問しあい、それぞれ国のメディ
ア・コミュニケーションの状況を理解し、議論することを目
指す、「メディア比較白熱セミナー」プロジェクトは、2015
年度から本格実施されます。
2014年度は試験的なパイロットプロジェクトとして2015年2月
に両大学からそれぞれ5名の合計10名を募集して、プログラム
の課題などについても検証します。社会学研究科では、大学
院Global Project(GP)として韓国・中央大学、英国ラン
カスター大学との間で「海外大学共同による比較社会調査」
が行われてきましたが、今回の漢陽サイバー大学大学院との
提携により、先の大学院GPの取り組みに奥行と幅をもたせ
る新たな国際教学の展開がみられることになります。2015年
度からは大学院科目として「大学院相互交流型先端研究プロ
ジェクト」として開講する予定にしています。

本相互交流型先端研究プロジェクトでは、毎年、6日間にわた
って日韓両国の大学院生が、両国最先端のメディア・コミュ
ニケーションについて集中的に学び、共同して両国が抱える
課題を考え、その上で白熱した議論を展開することを目指し
ています。立命館大学大学院社会学研究科事務局では、「メ
ディア・コミュニケーションについて学ぶだけではなく、多
様なバックグラウンドを持った漢陽サイバー大学の院生と交
流することで、グローバル社会が抱える多様性・多元性にか
かわる研究の視座を持つことにつなげたい」としています。

なお、調印式に先立って有賀研究科長と漢陽サイバー大学校
のRyu, Tae-Soo副総長との間で、日韓両国の大学教育にかか
わる意見交換も行われ、立命館大学との間での交流促進につ
いて歓迎するとの点で、両者の意見が一致しました。


文責:BEN

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