産業社会学部では、昨年に引き続き、スポーツを中心とした
海外短期研修プログラムが実施されました。8月に2週間程度
で実施する当プログラムは、サンディエゴ州立大学での講義
とアリゾナ州フェニックス近郊でのフィールドトリップを通
じて、スポーツとエコツーリズム、スポーツと都市開発、地
域社会におけるスポーツ産業の役割等、全専攻に関わる内容
を学術的かつ体験的に学びます。今回は、当プログラムに参
加した産社生を3名紹介します。第3回目はメディア社会専攻
3回生の小谷野真歩さんです。
<メディア社会専攻3回生 小谷野真歩さん>
Q.普段産業社会学部の中でどのようなことに関心を持ち、学び
を進めていますか?
A.映像制作に興味があるため、現在、メディア社会専攻所属の
友人同士で自主ゼミをつくり活動しています。主には、京都市東
九条あたりの地域に密着取材をして、地域の特性などを調べ研究
を進めています。そして、行く行くはドキュメンタリー作品を制
作し映画祭等に応募できればと考えています。
Q.本研修プログラムに参加しようと思ったきっかけはなんですか?
A.私は元々英語に苦手意識があり「留学」や「海外」から避ける
ように生活していました。しかし、大学で学びを進める中で英語を
勉強したいという気持ちが強くなり、今回の研修プログラムへの参
加を決めました。また、昨年参加した友人から、「スポーツと社会
との関わりを深く知ることができ、きっと自分のためになる」と参
加を勧められたこともきっかけのひとつです。
Q.研修プログラムへの参加を通して身についたこと、勉強に
なったと思うことは何ですか?
A.まずなにより、苦手だった英語をもっともっと勉強したいと
思えるようになりました。それは、私にとって非常に大きな収穫
と言えます。また、現地の大学ではスポーツとメディア、スポー
ツと政治、スポーツと暴力や逸脱、スポーツと宗教といった、ス
ポーツと社会の様々な繋がりを幅広く学習することができ、スポ
ーツがいかに社会と深く関わっているかということがわかりました。
Q.日本とアメリカとの違いで特に印象に残っていることはありますか?
A.これは、現地の方に伺ったのですが、アメリカでは、小さい
頃からスポーツに関わる機会が日本と比べて多いとのことです。
とは言え、スポーツばかりに偏らず学力も疎かにしないよう熱心
な教育がされており、文武両道に秀でた学生が多いと伺ったこと
が非常に印象的でした。
Q.研修プログラムでの経験を、今後の産業社会学部での学びや将来の
進路にどう活かしていきたいですか?
A.私は将来マスコミ関係の仕事に就きたいと思っています。
今回の研修を終えて、マスコミの中でもスポーツ報道に興味が涌き
ました。将来の目標に一歩近づくためにも、さらにスポーツとメデ
ィアについて深く追究し、今後の進路に役立てていければと思って
います。
Q.来年、本研修プログラムへの参加を考えている方へ一言お願いします!
A.本研修プログラムでは、「特別」なことを経験できるところも
魅力のひとつです。例えば、野球場では関係者しか入れない場所に
入れたり、選手が座るベンチに座れたりと普段決してできない経験
をすることができます。また、私は友人と参加したわけではなかっ
たのですが、参加者同士すぐに打ち解けることができたため、一人
でも全く心細くはありませんでした。研修中は大変なこともありま
したが、みんなで切磋琢磨しながら、非常に充実した二週間を過ご
すことができました。
2014年度 海外短期研修プログラムが開講されました!~Vol.3~
Posted on 2014.10.22