2014年12月13日(土)、14日(日)一橋大学社会学部、中
央大学商学部、福島大学行政政策学類、立命館大学産業社
会学部に所属する四大学・七つのゼミが集まり、国立市の
一橋大学キャンパスにて2日間に渡る四大学ゼミ合同研究
発表会が開催されました。
この合同研究発表会は1992年から始まり、22年の歴史を持
つ伝統的な行事として今日まで続けられていますが、産業
社会学部からは、メディア社会専攻の川口ゼミとスポーツ
社会専攻の権ゼミの学生・教員29名が参加し、自分の研究
テーマに関する研究発表、参加する他大学の学生や先生方
との活発な意見交換を行いました。
今回の研究発表会では、約90名の社会学を専攻する学生と、
各大学から合わせて8名の教員が一堂に会し、大学スポーツ
オリンピック等スポーツ関連の発表を始め、現代の若者論、
日本のポップカルチャー、東日本大震災からの復興等、多
岐に渡るテーマの下、約40組の発表が行われました。主に
3回生の発表者からは、今後の研究展望についての表明が
なされ、4回生からは現在執筆中の卒業論文に関連した発表
が行われていました。
今回の研究発表会で発表者として登壇した権ゼミ3回生の
小畠さんからは「普段のゼミとは違った視点からの質問、
指摘を受け、違った角度から研究テーマを分析する事がで
きると感じた。また、他大学の学生の発表や教員の方々の
指摘からは、斬新かつ多角的な視点を持つ事の重要性が感
じられ、そのような方々と活発に意見交換ができた事は本
当に良かったし、刺激になった。今回の経験を自らの卒業
論文執筆に活かしていきたい。」という感想を語ってくれ
たように、この研究発表会が学生の学びの深化に大きく貢
献していることが伺えます。
同じく、川口ゼミ3回生の武本さんからは「4回生の発表は、
やはり内容・構成が非常に充実しており、とても勉強にな
った。今回の発表会で生まれた学習意欲を生かし、先輩方
の研究を超えられるように頑張っていきたい。」と語り、
参加した全ての学生にとって有意義な時間となりました。
また、1日目の研究発表会終了後には、懇親会も行われ、大
学の枠を超え他大学の学生や先生との交流も深まりました。
研究会の終わりには、今回の研究会へ参加された先生方から
講評を頂き、各先生からは「当たり前と考えられていること
を疑ってみることの大切さ」や、「排外主義が蔓延する現代
社会において、社会的弱者についての研究・主張を行う必要
性」等、参加学生の今後の将来を見据えたメッセージが送ら
れました。
この、四大学ゼミ合同研究発表会は、東京と京都の持ち回り
制で開催されており、2015年は京都の立命館大学の主催で行
われる予定です。
文責:スポーツ社会専攻 権学俊 准教授
四大学ゼミ合同研究発表会を開催しました!
Posted on 2015.01.21