グローバルなAPU

Posted on 2015.11.19

11月7日と8日、別府市にあるAPUへ留学生との交流会
に行きました。APUへ着くと広大なキャンパスや他国
の国旗が道沿いに吊られたりしていて、国際的な雰囲
気を感じ、期待に胸を膨らませました。

京都にいるときはスカイプやテレビ会議を通じて顔を
合わせていたAPUの留学生たちと直接出会え、温かく
迎えてくれたときは、とても嬉しかったです。スムー
ズな会話や目を見て会話することができ、リアルで会
話することの素晴らしさを実感しました。
グループごとでプレゼン発表会をしたときは、留学生
の体験から生まれた疑問や問題意識の興味深さに驚か
されました。普段の生活だけでなく、職場の規律や教
育の差など、私たち日本人が当たり前に受け入れてい
た文化に疑念を持ち、そのことについて自分の意見を
伝え、とても刺激的な時間でした。

授業後のウェルカムパーティでは、留学生がそれぞれ
の国の料理をふるまってくれ、私たちもそのお手伝い
を少しさせてもらいました。「フォー」など名前は知
っていても食べたことはあまりない料理がたくさんあ
ったので、とてもいい経験になり、どの料理もとても
おいしかったです。料理を作っている間やパーティの
間、様々な留学生と話しをしました。

特に印象に残っているのが、ベトナムからの留学生の
話で、彼はベトナムは昔北と南で戦い、負けた地域の
地名が勝った地域の人の名前に変えられたこと、彼の
出身地の地名もまた変えられ、その名前を気に入って
いないことなどを話してくれました。ベトナム戦争に
ついて、私たちは学校で学びましたが、教科書上でし
か理解しておらず、その地の人のことや気持ちについ
て、無知同然であったと深く気づかされました。彼が
話しているときの熱意は、とても強いものがありまし
た。
APU ではいろんな境遇や国からの留学生がいるので、
とてもうらやましくなりました。2日間という短い訪
問でしたが、APUの学生ととても仲良くなれましたし、
異文化理解もたくさんできました。坂本先生や本田先
生をはじめ、このプロジェクトに関わってくださった
方にとても感謝しています。ありがとうございました。


メディア社会専攻2回生 田中綾夏



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