【富永ゼミ】刺激的だった合同合宿

Posted on 2015.12.09

11月21日から22日にかけ、富永ゼミでは、愛知からは南
山大学大井ゼミ、福岡からは九州大学大賀ゼミと合同合
宿をしました。立命館からは2回生4人だけで、ほかの大
学は3,4回生が中心だったため、はじめはすこし心細か
ったです。1日目は南山大学主催の「街づくりワークショ
ップ」をしました。グループごとに決められた街の住人
になりきり、保育所を増やしたり交通整備を行ったりな
ど、各街に必要な政策などを考えます。そしてその実現
に向け、グループで与えられた資源である紙を決められ
た形に切り、まちづくりをするための資金に変え、政策
を実行していくというものです。私の班は東京都千代田
区で、交通整備や治安対策を基本に取り組みました。し
かしもともと持っている資源としての紙が少なく、代わ
りにグループの人数や資金が多かったため、人が少ない
地域のグループに人と紙を交換してもらうなどして、な
んとかやりくりしました。このように、ひとつのワーク
ショップのなかに様々な要素が組み込まれていて、実際
に頭だけでなく手も動かすものはとても新鮮でした。次
に行ったのは「まわしよみ新聞」で、各グループに与え
られたテーマに沿った新聞記事を各自持ち寄り、ひとつ
の大きな新聞にしてみんなに紹介するというものです。
わたしは自分が持ってきた新聞をうまくグループの人に
伝えられず、自分の取り組みの甘さを感じました。「保
育所を増やす」というテーマの班では、新聞の前で保育
士の少なさやその理由、対策について先輩方が熱く議論
しており、もっと社会問題について知り考えなければい
けないと刺激を受けました。

2日目は九州大学主催のワークショップをしました。「牛
肉ができるまで」では、普段食べている牛肉がわたした
ちのもとにくるまでどれほどの穀物が消費されているの
かなどについてのクイズを通し、それまでのプロセスに
ついて学びました。わたしたちのもとに牛肉が運ばれて
くるまでに、わたしたちが消費するだけではなく、牛を
育てるためにも膨大な量の穀物、水などが消費されてい
るのだと驚きました。「ひょうたん島問題」は架空の島
の住人となり、グループごとに移民に対する教育問題に
ついてマイノリティやマジョリティ、教育をする側など
それぞれの立場から議論をするワークショップです。さ
まざまな意見が対立しあうなかで、どの解決策ならみん
なが納得できるのか、妥協できるのか。教育を受ける子
供を優先に考えるか、費用を優先するか、消去法で選ぶ
のか。各グループ違った答えがでて、非常に面白かった
です。いかに自分の意見を論理的、合理的に伝えて通す
か、という力がついたと思います。

はじめは心細い気持ちが強かったですが、上回生の方た
ちのなかで、発表能力や発言の仕方などは刺激的で学ぶ
ところがたくさんありました。夜は同じ部屋の方たちと
おしゃべりをして、楽しかったです。来年からはゼミが
本格的に始まります。合宿を通してすこしですがゼミの
活動を感じることができ、期待に胸が膨らみました。



メディア社会専攻 2回生 田中綾夏



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