京都に納豆のふるさとがあるって知ってますか?北山杉
の産地として名高い右京区京北町です。その京北で産業
社会学部の学生たちが、子どもたちや親御さんたちと昔
ながらの「藁つと納豆」を作ってみようというプロジェ
クトが京北子どもプロジェクトです。京都市内各地から
約30名の親子を迎え、11月29日・12月6日に行われました。
まずはアイスブレーキング。親子で楽しめるゲームで盛
り上がりました。次に藁を使ってリース作りに挑戦しま
した。本物の藁にはじめて触れた子どもがほとんどなの
で、なかなか一人では難しく、学生とペアになっていろ
いろ工夫した結果、本格的なリースができたと思います。
藁の感触に慣れたら、今度はいよいよ「藁つと」作りで
す。こちらも学生と子どものペアで挑戦しました。「藁
つと」は納豆の寝床になるので、丁寧に作らないといけ
ません。どのペアも真剣でした。
藁つとができたら、大豆の煮豆を詰めていきます。この
大豆は学生たちが京北の畑で育てた京北産の大豆です。
でもこれはまだ納豆ではありません。これから4日間お
米のもみ殻を敷き詰めた納豆の寝床に寝かせてはじめて
納豆になります。
このプロジェクトの目的は、「教師を目指す学生が伝統
的な食文化を体験的に学ぶ」「子どもや保護者を巻き込
んでみんなで楽しめるイベントづくりを目指す」「参加
する親子に京北の良さを知ってもらう」などです。今年
で7回目。今年参加した学生たちの多くが小学校・中学
校・特別支援学校の教師として来年の4月から実際に教
壇に立ちます。体験的に得た知識がそれぞれの学校現場
で役に立つことを願っています。
文責:子ども社会専攻 中西仁教授
【子ども社会専攻中西仁ゼミ】京北子どもプロジェクト~昔ながらの納豆をつくってみよう~
Posted on 2015.12.15