「サカナクションVISUAL & TALK SESSION」を聴講して

Posted on 2016.01.06

12月14日(月)、サカナクションのヴォーカル山口一郎氏に
よる特別講義「VISUAL & TALK SESSION」が行われました。
本講義では、産社の坂田ゼミ・飯田ゼミから有志およそ30名
が学生スタッフとして当日の運営や企画に携わりました。
学生スタッフとしてサポートしてくれた坂田ゼミの吉川善通
さん、飯田ゼミの横田遥香さん、鶴間美穂さんに講義内容含
め感想を伺いました。

<サカナクション 山口一郎氏>

吉川さん『講義ではまず山口さんが近年力を入れておられる
クラブイベント「NF」の映像が紹介されました。山口さんは
「NF」の中で、夜通しプレイされるDJライブやインスタレー
ションの展示、ワークショップを通して、人々が音楽を多角
的に楽しむ空間作りを試みておられます。人々に新しい音楽
の楽しみ方を提供し、自由に音楽を楽しんでもらおうとする
「NF」の活動に、山口さんの既存の枠を超えた表現者の一面
を知る事ができました。
そして山口さんがパリコレにサウンドディレクションとして
参加された時の映像を鑑賞し、バイノーラル音源を用いたフ
ァッションショーの革新的な演出に挑戦される山口さんの
「新しい音作り」「アートと音楽の融合」へのあくなき探求
心と音楽の最先端を走っていかれる姿に感銘を受けました。
また「2020年のラジオ番組企画」のコーナーでは、学生のア
イデア一つ一つを真摯に聴いて学生と一緒に考えて下さった
り、イベントの最後には来場者ひとりひとりと握手をして見
送って下さいました。
山口さんは革新的な音楽を探求されるクリエイターである一
方、オーディエンスやファンを常に楽しませる事を考え、大
切にするミュージシャンである事を講義全体を通して感じる
事ができました。山口さんのユーモア溢れる気さくで温かい
人柄が、人々に愛されるサカナクションの音楽を生み出す原
点になっているのだと思います。』

横田さん・鶴間さん『事前の打ち合わせでは、FM802および
ビクターエンタテインメントの担当者さんと企画内容の相談、
学生スタッフの役割などを話し合いました。この打ち合わせ
の中で、「山口一郎と作る2020年のラジオ番組」という事前
課題を受講者に提示することが決まりました。
この打ち合わせをもとに、学内に貼るポスターの制作に加え、
学外の方を効率よく誘導するためには、どこにポスターや誘
導案内を掲示し、スタッフをどのように配置するかを決めま
した。当日は、事前に決めておいたシフトにのっとって受付
や誘導をおこない、FM802とビクターの方々のご協力もあり、
500名の方々を時間内に教室までご案内することができました。
講義では、FM802「MIDNIGHT GARAGE」のDJである土井
コマキさんの司会のもと、映像を観ながら、サカナクションの
活動の裏側や、山口さんの音楽に対する考え方を、お話しし
てくださいました。YouTube登場以後の音楽の届け方や、音
楽とその周辺のカルチャーをリスナーに体感してもらうクラブ
イベント「NF」、山口さんと共にパリコレの音楽を手がけた
AOKI Takamasaさんのお話しなど興味深いトピックがたくさ
んありました。これからの音楽はどう変わるべきなのか、リ
スナーとしての態度についても考えさせられました。
このような大きなイベントに携われたことで、これからの学
びに対するモチベーションも大きく上がったと思います。
山口さん、AOKIさん、土井さん、お忙しい中、貴重なお話を
ありがとうございました。』



<講義の様子>

写真提供:FM802


文責:産業社会学部事務室



このページの上部へ