アジア学生交流会議2015に参加して

Posted on 2016.01.14

12月26日-30日、台湾の高雄に滞在しアジア学生交流プロ
グラム(ASEP: Asia Student Exchange Program)の国際
大会に参加しました。産業社会学部の「企画研究」受講生
と台湾の義守大学外国語学部の学生でチームを組み、共同
でプレゼンの準備をしてきました。

現地に行くまでは、SkypeやFacebookを使い、お互いにブレ
インストーミングやディスカッションで出したアイディア
を共有し、それに対する意見・質問等を交換しました。今
年のテーマは“Travelling and Learning”。そこから
“travelling: best learning for your better life”と
いう自分たちのテーマを設定し、「経験から学ぶためには、
経験を目的・決断(選択)・結果という視点で振り返り、自
分を深く考察・理解することが大事である。旅は、自分を
考察する最良の経験であり、したがって人生を充実させる
最良の学びである。」という内容のプレゼンを作りました。
審査の結果、best contents賞を頂きました。

このプログラムでは、本当に貴重な経験をたくさんさせて
頂きました。その中でも、お互いに英語を母語とせず、バ
ックグラウンドの異なる台湾と日本のメンバーで、アイデ
ア交換のコミュニケーションをとおして1つのものを作り
上げたことは、非常に良い経験でした。お互いのアイディ
アを交換し、妥協点を探り、それを深める過程は、予想以
上に大変でした。英語には少し自信がありましたが、それ
でも相手の言いたい事を把握しきれない事や、自分たちの
言いたい事を伝えきれない事は度々ありました。また相手
の意見に賛成できない時や改善を要求する時等、相手を尊
重しながら議論を進める事にも苦心しました。台湾のメン
バーは非常に明るくフレンドリーで、議論にもオープンか
つ活発だったので、その点では非常に進めやすかったです。
内容が進展せず大変な時もありましたが、つまずきやいら
だち、焦りを共有しながら、それでも必ず完成させようと
何度も考え話し合いました。それがあったからこそ、納得
する形に完成させることができ、台湾メンバーと大きな達
成感と喜びを共有することができたのだと思います。皆で
朝から晩まで、あーでもない、こーでもないと議論して、
時にご飯や休憩をはさみ和気藹々としながら、最後は疲労
感と睡眠不足と闘いながら、一緒にプレゼンの準備をした
事は忘れられない大切な経験です。反省点として、台湾側
のメンバーとのやりとりの中で、スケジュールの組み方、
締め切りやto-doの共有、議論をスムーズに進めるための
「共通のルール」の設定等、言語や文化が異なるため、共
通認識を持って取り組むための工夫がもっと必要だったこ
とも学びました。この経験は、色んな人と働くことになる
社会人の場面でも生かすことができるのではないかと思い
ます。

滞在中、台湾メンバーには本当に良くして頂きました。プ
レゼンの準備や観光を通して、彼らとは本当に仲良くなり
ました。これもこのプログラムの大きな魅力の1つです。
本当に良いプログラムだと思います!!是非参加してみて
ください!!!


現代社会専攻5回生 西谷希穂



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