産業社会学部主催 学際教育交流セミナー開催のお知らせ

Posted on 2016.02.22

50周年記念学術企画
平成27年度 学際教育交流セミナー “学際教育・学習は何
を目指すか”

1965年4月に創立された本学部は、「社会的現実の提起する、
すぐれて現代的な諸問題を既存の諸学問分野との共同によ
って具体的に解明し、かつ現代社会を新しい手法によって
総合的に把握する」ことを、一貫して教育・研究のテーマ
としてきました。同時代の複雑な社会的諸問題へ学際的な
調査・研究活動を展開してアプローチし、最終的には戦後
産業社会のトータルな構造的解明を目指すという、この壮
大で困難な課題に挑み続けることこそ、本学部のアイデン
ティティであり続けてきたのです。このアイデンティティ
を具体化した、「社会問題志向」「創造的学際性」「テー
マリサーチ型アクティブラーニング」という、教育・学習
活動のトライアングルを、本学部は一貫してその特長とし
てきました。創立から半世紀という記念すべき年に、この
アイデンティティを再確認する機会の一つともするために、
「平成27年度 学際教育交流セミナー」の主催をお引き受け
しました。
本セミナーは、例年のセミナー参加校である、九州大学21
世紀プログラム課程、岡山大学マッチングプログラムコー
ス、高知大学土佐さきがけプログラムに加え、今年度は立
教大学21世紀社会デザイン研究科をゲストとしてお迎えし、
それぞれの大学・プログラムが取り組まれている学際教育
・学習の実践活動について、相互研修・交流の機会とする
ものです。
学際教育・学習は、単一のディシプリンに基づく“積み上
げ型”専門教育・学習とも、多様な学術分野に触れること
で視野を広げようとする教養教育とも、その狙いを異にす
る独特の教育・学習活動です。それゆえ、決して容易では
ありません。しかし、グローバルからローカルまで様々な
社会的課題が山積し、21世紀型の大学教育が模索される中
で、独特の知的訓練の機会となる学際教育・学習は独自の
存在意義を持つことができると、私達は確信しています。
そこで今回のセミナーでは、“学際教育・学習は何を目指
すか”という、あえて学際教育の原点に還る問いをテーマ
としました。
学際教育・学習に関心をお持ちの皆さんのご参加を、お待
ちしております。
詳細はコチラ






文責:子ども社会専攻 景井充 教授



このページの上部へ