子ども社会専攻企画(講演会と対談) ~社会に生きる子どもたち~

Posted on 2009.12.14

12月12日(土)に奈良女子大学の浜田寿美男先生をお招きし、「今の子どもをどうとらえるか」をテーマにして講演会を行いました。
かつては幼い兄弟の子守などを通じ、大人となり親となるための準備が出来ていた。しかし最近はあらゆることに対し、準備段階がないまま直面するような事態になっている。これは子どもが生きる環境が大きく変化していることに他ならない。
学習することの喜びは社会との接点と広がりを実感することに尽きる。しかし小学校から開始されている学校での学習は、成績評価に偏重する傾向が強いため教員の役割は非常に重大となる。など教育の根底にかかわる問題提起をしていただきました。

 

なお講演会後は、参加者の質問に応える形で浜田先生と景井充先生(子ども社会専攻所属)との対談が行われました。在学生のみならず現職の教員(中学や高校)、塾や予備校の先生からも子どもたちに接する側として日常的に苦心されていることが伺えるような質問が多くありました。時間的な制約もあり、一つ一つにじっくりと時間を取ってお答えすることはできませんでしたが、子ども達と接することによって大人(教員)も成長し続けていることが確認できました。学生諸君にとっては、教職を目指す意義をより強く再認識する機会になったことだと思います。

 


オープニング:学生と教職員による合唱

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浜田寿先美男先生

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浜田先生と景井充先生(左側)

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